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サボテン奇蹟の復活! 枯れ死寸前だった4年間放置株を植え替えたら?

      2018/09/24

 
サボテン3 ガーデニング全般が趣味の私ですが、そのきっかけは小学生時代、サボテン(シャボテン)の魅力に目覚めてしまったことでした。

数千種類とも言われる千差万別の愛くるしい姿、ひょっとしたら人間より長生きかもしれない生命力、意表をつくような美しい花、などなど、数々の魅力の虜になってしまったのです。

思い返せば数十年前。

ちょっと変わった小学生でしたw

その感情は変わること無く、40代半ばとなった今でも20種類弱のサボテンを栽培しています。

ただ、日常の忙しさを理由に、放置しては、3~4年ごとにようやく移植、の繰り返し。直近の3年くらいもまともに世話は出来ていませんでした。

改めてサボテンを観察すると、成長も止め、ただ生きているだけ状態。むしろ年々萎縮していました。

長年サボテンを栽培してきた私ですから、その理由はわかっています。

ズバリ、「根詰まり」

鉢植えで育てているサボテンにとって、定期的な植え替えは必要不可欠です。

植え替えてあげれば元気を取り戻すのはわかっています。ただ、日々の忙しさを言い訳に、ずっと先送りしてきました。

しかし、もう限界のよう。

これ以上放置しておくと本当に枯れてしまうと危機感を覚え、一念発起、今年はサボテンの植え替えをすることを決意しました。

さてその結果は?

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私のサボテン栽培のバイブル

私のサボテン栽培のバイブルはこちら、「NHK趣味の園芸・作業12か月 ⑤ サボテン」です。



小学生のころ購入して以来、ずっと参考にしています。
各月ごとの管理方法や、サボテンに関する知識がコンパクトにまとめられていてとても使いやすいんですよね。

サボテンの本2 書店ではついサボテンの本をいろいろ手に取ってしまう私ですが、この本がもっとも分かりやすいものでした。とは言え、さまざまなサボテンの写真が載っている書籍を手に取ると、思わずまた買ってしまうんですよね^^

さて、この「NHK趣味の園芸 サボテン」によると、サボテンの植え替えは年1回は行なった方が良く、その時期は、冬の休眠から目覚めて成長を開始する3月ころがいいとのこと。

ですが、我が家のサボテンは、数年間という長い休眠に入ったままなので(汗)
もう少し暖かくなった、桜が咲く頃に植え替えをしました。


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サボテン植え替えの準備

一度、冬の寒さで大株を枯らしてしまった経験があるので、冬場は、室内に取り込んでいます。

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ただ、これだけの数の移植をする時間は取れそうもありません。

なので、1日で作業を終わらせられる10鉢程度を選別して、残りの半分、特に大株の移植は今回は見送ることにしました。

冬の間、既に用土は十分乾燥しているので、早速抜きあげて根の整理です。

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根は、思い切って1センチくらいに切り詰め、
そのかわり、切り口を1週間かけてしっかり乾燥させます。

用土としては、砂を主体にしたものより、市販の園芸用土の方が、私の経験上生育がいいです。

個別に砂や腐葉土、その他保水性の良い用土を買って配合するより安上がりだし、肥料分も控えめに含まれていますしね。

ただ、園芸用土だけでは、土が締まってくるといけないので、腐葉土と赤玉土(小粒)は適度にまぜ込みました。

さて、今回の主役として、この2つサボテンにスポットを当てましょう。

DSCF9376 - コピー この写真は、移植が終わった直後ですが、どちらも、3~4年まともに成長していないので、萎縮して球体に深いシワが見て取れます。

色艶も見るからに悪く、明らかに元気がありません。

移植を終えたのが4月10日ごろでした。


サボテン植え替え経過報告・奇蹟の復活

それから2ヶ月後の6月10日ごろの様子がこちら。

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わずか、2ヶ月で、球体は膨らんで深いシワもなくなり、
新しい肌や、棘も見せ始めています。

片や、子吹きしているかと思えば、片や蕾を3つも4つも付けています。

肌の色艶も見違えるほど良くなりました。

これぞ移植の威力です!

そして迎えた6月21日、夏至の晩、遂にこの蕾が見事に開花の時を迎えました!!

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夜咲きの神秘的な大輪白花です。
近づくと、心地よい芳香が漂ってきます。

たった一夜しか持たない、はかない命。

サボテンを栽培している者だけの特権、店頭では絶対に見ることの出来ない花です。

小さな蕾が発生し、わずか10日あまりで急速に膨らんで一気に開花する様は、サボテン本体のゆっくりとした成長からは信じられない速さ。

わずかな生育の機会に、種の保存をするべくプログラミングされたサボテンのDNAに底知れぬ生命力を感じずにはいられません。

それにしても、何年か前に見たっきり、もう二度と見れないと思っていた大輪のサボテンの花を再び見ることが出来て感動しました!


さいごに

「サボテンは移植で育てろ」

という格言?があるそうですが、まさにその通りでした。

今回植え替えしたサボテンは皆元気を取り戻し、成長を始めています。

植え替え出来なかったものの中にも、他のサボテンにつられたのか、私の気持ちが伝わったのか、成長を始めたものもあります。

ですが、例年通り、沈黙を貫いているものもいくつかあります。
きっと鉢の中はもう限界なのでしょう。

「NHK趣味の園芸・作業12か月 サボテン」によると、秋も植え替えの適期とのことですが、ただそれは、主に冷涼期に成長する種類についてのこと。

私の経験上も、秋の植え替えを行ってあまりうまく行った記憶はありません。

ですので、植え替え出来なかった株は、なんとか今シーズンは現状維持に努め、来春移植できればと思っています。


もし、あなたの家にも、ただ生きているだけで、成長を止めてしまったサボテンがありましたら、ぜひ、手遅れにならないうちに植替えをしてあげてくださいね。


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 - ガーデニング, サボテン