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ダリの作品を鑑賞できる美術館 日本縦断全網羅!

      2017/09/10

スペインの街並み スペインが誇る、シュルレアリスム(超現実主義)の奇才、サルバドール・ダリ。私が最もお気に入りの画家の一人です。

芸術なんて柄じゃない私ですが、子供のころから、シュルレアリスム(超現実主義)の作品だけは、興味があったんですよね。

その作品に込められた意味を深読みすることはできませんが、シュルレアリスムの現実を超越した作品を眺めていると、脳が不思議な世界にトリップして刺激され、何かヒラメキが湧いてきやすくなる気がするんです。

最近ですと、2016年9月14日~12月12日まで東京都港区にある国立新美術館でダリの作品を集めた回顧展が開催されておりまして、私もずっと気にしてはいたのですが、結局なんだかんだで行かずじまいとなってしまい、かなり後悔しています。

そこでこの記事では、思い立ったときいつでも行けるように、また、旅行などで近くまで行ったときふっと立ち寄れるように、ダリの作品に出会える日本の主な美術館を網羅してみようと思います。

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ダリの作品を鑑賞できる日本の美術館


サルバドールダリの作品を鑑賞できる日本の美術館はどこにあるのかな?

そう思って方々探してみますと、北は北海道から南は鹿児島県まで日本全国に散らばっているようです。いつか「日本縦断ダリ作品鑑賞ツアー」なんてのもいいかもしれませんね^^

では、早速北から追ってみましょう♪


北海道立近代美術館

住所:札幌市中央区北1条西17丁目

開館時間:午前9時30分~午後5時(入場は午後4時30分まで)

休館日:月曜日(月曜祝日のときは翌火曜日)

主な収蔵作品:シュルレアリスムの思い出シリーズ

>>公式サイト

北海道近代美術館では、北海道の地域性と国際性を視座に、国内外の優れた作品を幅広くバラエティー豊かな展示活動に取り組んでいます。


諸橋近代美術館

住所:福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字剣ヶ峯1093番23

開館期間:4月20日~11月30日

開館時間:午前9時30分~午後5時30分(11月は午後5時まで)

休館日:展覧会会期中は無休

主な収蔵作品:《画家の母親の肖像》《ビキニの3つのスフィンクス》《テトゥアンの大会戦》など多数

>>公式サイト

諸橋近代美術館はアジアでも唯一のダリ常設美術館で、ダリの作品が絵画だけでなく、彫刻、版画まで含め、約340点も所蔵されています。

これらは、福島県郡山市に本社を置くスポーツ用品会社、ゼビオの創立者、諸橋廷蔵氏のコレクション。氏も若いころからシュルレアリスムの作品に興味を持ち、中でも、ダリがお気に入りだったそう。

普通の人だったら、ただ興味を持って終わりなのですが、諸橋氏は自らの手で蒐集を進め、その規模は、アメリカの「サルバドール・ダリ美術館」、スペインの「ダリ劇場美術館」に次ぐものです。さすが、財力がある方は違いますね。

所在地は福島県の山中にあるため、12月~4月は冬季休業となります。

なかなか個性的な外観が興味をそそります。ダリのファンならぜひ足を運びたい美術館です。


大川美術館

住所:群馬県桐生市小曾根町3−69

休館日:月曜日(月曜祝日の場合は火曜日) 年末年始

開館時間:午前10時~午後5時

主な収蔵作品:《母―大地》

>>公式サイト

大川美術館は、群馬県桐生市出身の実業家で、マルエツ社長にもなった大川栄二氏が1988年に開館した美術館です。元社員寮を改装した迷路のような構造が特徴で、近代洋画を中心に約6500点の作品収蔵数を誇ります。


横浜美術館

住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1

休館日:木曜日・年末年始

開館時間:午前10時~午後6時

主な収蔵作品:《ガラの測地学的肖像》《幻想的風景 暁》《幻想的風景 英雄的な昼》《幻想的風景 夕暮れ》

>>公式サイト

横浜美術館は、国際的な港町、横浜にふさわしい美術館として、開港以降の近・現代美術を幅広く鑑賞できます。その作品所蔵数は約1万2千点にも及びます。首都圏で最も身近にダリの作品に出会える美術館です。


ポーラ美術館

住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285

休館日:年中無休(展示替えの為の臨時休館あり)

開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

主な収蔵作品:《姿の見えない眠る人、馬、獅子》《バレエ「限りある宇宙」の為のデッサン》《哲学者の錬金術》(オブジェ)

>>公式サイト

ポーラ美術館は、ポーラ創業家2代目、鈴木常司氏が40数年にわたって収集したコレクションを展示しています。内訳は、日本画から、西洋絵画、古今東西の化粧道具など、約1万点に及びます。箱根観光の際は、ダリを思い出して、ポーラ美術館に出向いてみては?


池田20世紀美術館

住所:静岡県伊東市十足614(一碧湖けやき通り)

休館日:水曜日(祝日の場合は開館) 7月・8月・年末年始は無休

開館時間:午前9時~午後5時

主な収蔵作品:《ヴィーナスと水兵》《キリン Ⅰ~Ⅵ》

>>公式サイト

この池田20世紀美術館は、ニチレキ株式会社の創立者、池田英一氏が寄贈したコレクションが大半を占め、総数約1400点の作品を所蔵しています。20世紀に制作された「人間」をテーマにした絵画・彫刻が中心となっています。その中に、ダリをはじめ、ルノワール、ピカソなど、外国巨匠の作品も展示されています。


岡崎市美術博物館

住所:愛知県岡崎市高隆寺町字峠1番地

休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日・休日の場合はその翌日)、年末年始

開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

主な収蔵作品:《ダリの太陽》《パリスの審判》

>>公式サイト

岡崎市で管理運営を行っている美術館です。なかなかお堅い公式サイトで、所蔵品の傾向は不明です^^
奇抜なダリとは不釣り合いな気もしますが、どんな作品が展示されているのかは行ってみてのお楽しみということで!


豊田市美術館

住所:愛知県豊田市小坂本町8-5-1

休館日:毎週月曜日(祝日除く)、臨時休館日あり

開館時間:午前10時~午後5時30分(入館は午後5時まで)

主な収蔵作品:《皿のない二つの目玉焼きを背に乗せ、ポルトガルパンのかけらを犯そうとしている平凡なフランスパン》

>>公式サイト

豊田美術館の考える美術館の最も大切な使命は「ひとりひとりが作品と対峙しながら作品との関係を成立させていく」場所を提供することにあるということだそう。回廊を巡るように国内外の近現代美術をご堪能あれ!


広島県立美術館

住所:広島市中区上幟町2-22

休館日:毎週月曜日(特別展会期中・祝日・振替休日を除く)、年末年始(12/25~1/1)

開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

主な収蔵作品:《ヴィーナスの夢》《マルドロールの歌》

>>公式サイト

広島県立美術館に展示されている《ヴィーナスの夢》は幅5m近くもあるダリの大作。美術館に入ってすぐ左の展示室で出会えます!


福岡市美術館

住所:福岡市中央区大濠公園1-6

休館日:毎週月曜日(月曜日が祝・休日の場合は開館し、その後の最初の平日が休館)、年末年始(12/28~1/4)

開館時間:午前9時30分~午後5時30分(入館は午後5時まで)

主な収蔵作品:《ポルト・リガトの聖母》

>>公式サイト

《ポルト・リガトの聖母》は、妻のガラをモデルにした、ダリ最初の宗教画大作です。聖母の膝に座る幼児キリストはダリの投影でしょうか。ポルト・リガトでガラの愛に抱かれて暮らすダリの願いが込められた作品です。

ですが、福岡市美術館は2016年9月よりリニューアル工事の為休館中。リニューアルオープンは2019年3月(予定)まで待たなければなりません。生まれ変わった真新しい福岡市美術館で鑑賞する《ポルト・リガトの聖母》を楽しみに待ちましょう^^


長崎県美術館

住所:長崎県長崎市出島町2番1号

休館日:第二・第四月曜日(祝日の場合は火曜日) 年末年始

開館時間:午前10時~午後8時

主な収蔵作品:《海の皮膚を引きあげるヘラクレスがクピドをめざめさせようとするヴィーナスにもう少し待って欲しいと頼む》

>>公式サイト

長崎県美術館は、「呼吸する美術館」をコンセプトに、美術館の外にあるさまざまな情報や刺激を吸い込み、それを新しい形の刺激として再び外に放出しながら周囲の人や環境と共に成長を続けていく美術館を目指しているそうです。


鹿児島市立美術館

住所:鹿児島市城山町4-36

休館日:月曜日(祝日の場合はその翌平日) 年末年始(12/29~1/1)

開館時間:午前9時30分~午後6時(入館は午後5時30分まで)

主な収蔵作品:《三角形の時間》

>>公式サイト

鹿児島私立美術館の収蔵品は、郷土ゆかりの作家の作品、鹿児島の風土を取材した作品(桜島コレクション)、そして、19世紀末から現代に至る西洋絵画という3本柱。その中に選ばれたのが、ダリの《三角形の時間》です。

この作品は、幼少時代に親しんだカダケスの奇岩をモチーフに、「軟らかい時計」が描かれた、現実とかけ離れた世界に誘ってくれる作品です。


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私の好きなダリの作品

絵画の好みはホント人それぞれかとは思いますが、私が独断で選んだお気に入りのダリの作品はこちらになります。

<記憶の固執>


言わずと知れた、ダリの代表作品の一つです。
ここに描かれている溶けてふにゃふにゃになった「柔らかい時計」は、台所で溶けるカマンベールチーズを見てインスピレーションを得たんだとか。

ダリの名が世界に広まるきっかけとなった作品です。


<聖アントニウスの誘惑>

ダリのシュールレアリスムの要素が色濃く反映されている作品として、私のお気に入りのものです。ダリの作品によく登場する、足の非常に長い動物たちが印象的です。

霊的なものと、現実世界を仲介することへの興味を表した作品として位置付けられているとか。

その奇妙な構図は一度見たら忘れられない、印象に残る作品です。


サルバドール・ダリのプロフィール


この記事をご覧いただいているあなたならよくご存じかもしれませんが、ここでさらりとダリのプロフィールをまとめておきます。

フルネーム:
サルバドール・ドメネク・ファリプ・ジャシン・ダリ・イ・ドメネク
というんだそう。長いですね^^

生誕~死没:
1904年5月11日~1989年1月23日(享年84歳)
現在のダリ劇場美術館に隣接するガラテアの塔で心不全のため亡くなったそうです。
ダリは、ダリ劇場美術館地下に設けられた霊廟に防腐処理を施されて眠っています。

出身:
スペイン カタルーニャ地方 フィーゲラス

配偶者:
ガラ・エリューアル
1894年~1982年

エピソード:
ダリには、彼が生まれる9か月前に亡くなっていた兄がいました。そして、「サルバドールダリ」とは、兄に付けられた名前。

つまりダリの両親は、ダリを兄の生まれ変わりとして溺愛していたのでした。

あるときダリは自分と同じ名前が刻まれた墓石を見せられ、そのことを知り、大きな心理的影響を受けます。

その時から、ダリは自分は兄の身代わりではないという、自分自身の証明をしなければならないと考えました。

この少年時代に受けた心の傷が、後の彼の奇行の原因となったようです。


ガラとダリ 妻のガラとは、一目惚れだったとか。でも、そのときガラは詩人ポールエリューアルと結婚していたんですけどね。

ガラの方もダリに惚れ込み、ついに1934年、ダリとガラは結婚してしまいます。

ダリのトレードマークといえばピンッと上向きにはねた「カイゼル髭」ですが、その他、ダリの奇行の数々も含め、それらはガラの演出だったのではないかという説もあります。事実、ガラのプロデュース力は相当なものだったようです。

ただ、ガラは相当恋多き女性だったようです。しかし、ダリは生涯ガラ一筋に愛を貫いたのでした。


と、いうのが定説だったのですが・・・

ダリに娘が存在した?!

2017年に突然降って湧いたニュースで、ダリの娘を名乗る女性が現れました!

ピラル・アベルさんという、占いや霊媒を職業とする方がその人。
この方の母親は、ダリが創作活動を行っていたカダケスでダリの友人たちの下で働いていたのですが、そのときダリと関係を持ったのだとか。

これが事実だとしたら、ダリはガラ一筋だったという定説が覆される一大事件です。

と同時に、ダリの莫大な遺産の相続権がアベルさんに発生することになります。

裁判所の判決では、DNA鑑定の為にダリの遺骨を掘り起こすことを命じたそうですが、ダリの遺産を管理するガラ・サルバドールダリ財団は控訴する意向を示すなど、今、ダリの周辺が揺れています。


これだけだと、ありがちな、遺産目当てのことかと思ってしまうのですが、このピラル・アベルさん、面影がダリに似ているんですよね。

話としては、まるっきりあり得ないことでもないだけに、もしかして???

果たしてどんな結末が待っているのか、私も大変気になるニュースです。


【2017年9月6日追記】
裁判所の判決を受けて、フィーゲラスのダリ美術館に埋葬されていたダリの遺体が掘り起こされ、DNA鑑定が行われていましたが、2017年9月6日、ダリ財団よりDNA鑑定の結果、ピラル・アベルさんは「ダリの娘ではない」ことが判明したと発表がありました。

「私はダリの娘」と主張するその面影が、そう言われるとどことなくダリに似ていなくもなかったので、もしかして・・・

と思ってはいたのですが、否定されましたね。

もし本当にダリの娘だったら世紀の大ニュースでしたが、さぞやダリ財団も胸をなでおろしていることでしょう。

ところで、ダリの遺体の発掘やら、DNA鑑定やらに掛かった費用というのはこういう場合ダリ(誰)が負担するんでしょうね?


過去のダリ展の開催概要

国立新美術館 参考までに、過去のダリの回顧展開催概要を記しておきます。

東京展会期; 2016年9月14日(水)~12月12日

会場:    国立新美術館 企画展示室1E
       東京都港区六本木7-22-2

観覧料:   一般1,600円、大学生1,200円、高校生800円
       中学生以下無料

一般1600円で脳に刺激を与えられるなら、あなたは安いと感じますか? それともお高い?

またいつかきっとダリの回顧展を大々的に開催していただけますことを、関係者各位には大いに期待しております^^


さいごに

ダリの作品は、眺めているだけで、インスピレーションをもらえそうで私も大好きです。

その効果は、実物の絵画を目の前にしてこそ大きい物となるでしょう。


ダリ語録で私が好きなものに

「天才を演じつづけよ。そうすれば、おまえは天才となれるのだ!」

というものがありますが、実物の作品を前にすると、そんな天才のインスピレーションを肌で感じることが出来ます。


ただ、天才の頭の中は、私のような凡人には理解できません。

まさに、

「ダリの作品は誰にもわからない。ダリにもわからない」(爆)

ですが・・・

ダジャレはさておきまして^^


ダリの作品に出会える主な日本の美術館をまとめてみましたが、きっとまだあるかとは思います。

とはいえ、主なところは抑えられたかと思いますので、まずは所蔵数は少なくても、あなたの身近な美術館に行ってみてください。

そしてダリの作品をもっと見たいと欲望がかき立てられてきたら、日本屈指の所蔵数を誇る「諸橋近代美術館」へ、ひいてはダリが眠る、スペインの「ダリ劇場美術館」など世界に目を向けてみるなんていかがでしょう?

夢とインスピレーションが広がりますね^^

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 - レジャー, 芸術