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電力自由化のしくみとは?そのメリットや注意点は?

      2018/08/22

 
最近、「電力自由化」という言葉がよく聞かれるようになってきたと思いませんか?これまでは、神奈川エリアだったら東京電力、
関西エリアだったら関西電力など、地域の大手電力会社が独占的に電気を販売して、選択の余地はありませんでした。

それが、2016年4月から解禁となる「電力自由化」で、電気の契約先を自由に選べるようになるというのです。

きっと、大手電力会社の独占状態よりはお得になるのでしょうが、いまいちそのしくみがピンとこなかったので、私のような知識ゼロの状態からでも理解できるように分かりやすくまとめてみました。

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電力自由化とは

電球 電力自由化とは、いろんな企業が自由に電気をつくって良くなり、
私たち消費者は、自由に電気の契約先を
選ぶことができるようになるという制度です。

2016年4月から開始されることが決まっていて、
既に、2016年1月から、事前予約が
始まっています。


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電力自由化のしくみ

まずは、現状からご説明します。

現在、東京電力などの電力会社では、

  • 電力を作る
  • 作った電力を売る(私たち消費者との小売窓口)
  • 電気を消費者のところまで送り届ける
という3つの役割を一社で担っています。

要は、法律によって、各地域にある電力会社からしか電気が購入できないように規制がかかっていました。

それが、電力自由化が始まることによって、

  • 電力は誰でも作ってOK
  • 電力の小売も誰でもOK
という風に変わるということです。

ざっくり言うと、これが電力自由化ということです。

ところで、製鉄会社など、発電所を自分で作れるところや、ガス会社、石油会社など、燃料の調達ルートを持つところなら電力を作ってそれを売る、というのは理解できるのですが、

自力で発電設備を持っていない携帯電話会社や、旅行会社などが、電力自由化に参入するってどういうこと?

という疑問が湧いてきませんか?

そこで、よくよく調べてみると、

  • 電力を自分で発電して売る会社
  • 他社から買ってきた電力を売る会社
という2つのパターンがあるというのです。

他社から電力を買うというのは、

例えば、製鉄会社とかで、100万kw発電したとして、自力で50万kwまでは売れるけど、残り50万kwは売り切れないので、今までは東電に買い取ってもらっていた。

それを、他社が、「東電より高く買うから、その電気を売ってください」と買い取ってそれを小売する。

というイメージです。

なるほど、そういうことであれば、自家発電していない会社でも電気を売れるということが理解できますね。

でも、果たしてそれって儲かる商売なんですかね?

電力事業は、薄利多売と言われています。

これから始まる電力自由化ですが、結果的には、資本力のあるところが残っていくのではないかというのが専門家の見立てです。

まぁ、私たち消費者目線でモノを言うなら、電力小売業が儲かるかどうかはあまり気にしなくていいところですけどね。

私たち消費者にとっては、電力自由化で競争の原理が働くことで、電気代が安いところを選ぶことが出来るようになるのは間違いないでしょうから、やはり歓迎すべきことだと思います。

ただ、観点として、電気代の高い安いだけでなく、

「電力会社を自分の意思で選べるようになる」

ということは、地産地消とか、その他サービスとか、さまざまな基準を元に、総合的に検討して、電力会社を選ぶべきなんでしょうね。


電力自由化のメリット

Good! 電力自由化の最大のメリットは、

「電力会社が選ばれるために、創意工夫をこらす」

ということです。

値下げはもちろん、今までになかったプランやサービスの提案、ポイント付与などが期待できます。

また、通信会社ではお得意の、自社サービスとのセット割もきっと提供されるでしょう。

そして、電力自由化の本来の目的とも言える、環境に優しい電力の提供。

つまり、太陽光や風力などの再生可能エネルギーによる発電の普及です。

これは、私たち人類はもちろん、地球に対してもメリットとなりますね。

まとめますと、

  1. 電力会社を自由に選べるようになる
  2. お得なセット割引など、サービスの選択肢が増える
  3. 地球環境の改善に貢献できる!

といったことが、電力自由化の主なメリットです。


電力自由化の注意点

電力自由化で、メリットもあれば、その裏腹となる、デメリットもあるわけでして・・・

ちょっと気なる、こんな時は? を集めてみました。

契約していた電力会社が倒産したら?

まぁ、万が一の場合ですが、こんなときでもすぐ電気が止められることはありません。

ただ、電気の供給先は送電会社になるので、そうすると電気代が高くなってしまいます。

なので、その場合は速やかに次の契約先を見つけなければなりません。

電気代を払い忘れたら?

なんでも、順次各家庭の電力メーターが、「スマートメーター」なるものに交換されていくとのことで、そうなると、電力会社からの遠隔操作で、即、電気を止めることも可能になります。

なので、今よりシビアな対応が取られるかもしれません。
電気代の払い忘れは、極力気を付けた方が良さそうです。

引越した場合の対応は?

電力自由化になると、どうも今までのように、契約したらすぐ電気がつく、とはならないらしいです。

なので、引っ越す前に、事前に引越し先の電力会社と契約を交わしておきましょう。

さもないと、数日は真っ暗な生活をする羽目になるかも!


さいごに

わたしもそうだったのですが、「電力自由化が始まるらしいけど、良くわからないからまぁいいや」と、スルーしている方って結構多いと思います。

でも、電気代は毎月払うものだからこそ、この機会に、

「我が家の電気の使い方に見合った電力会社ってどこなんだろう」

という意識をもって、改めて、電気のこと、電力会社のことを考えてみるべきなのではないでしょうか。

簡単に電気代の「比較シュミレーション」ができるサイトを見つけましたので一度こちらで電気代の比較をしてみてはいかがでしょう。

>>電気料金プラン診断


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