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右下腹部の痛みがひどい! その原因とは? 私の場合・その他の場合

      2018/02/22

お腹の痛い男性
健康って、つくづく失って初めてそのありがた味が分かるものだと思いました。

というのも、私はここ何年も病院に行ったことがないくらい健康だけには自信がありました。そのため不規則な生活が習慣化しても何とも思わなくなっていました。

ところが、よりによってゴールデンウィークに入った途端、普段の不摂生の天罰?とも言える、

「原因不明の腹痛」

に襲われてしまったのです!

はじめ腹部全体的にシクシクきていた痛みは、次第に右下腹部が局部的に痛むようになり、眠ることも食べることもできない地獄の苦しみとなりました。

そのときの体験から、「右下腹部痛の原因」についてまとめてみました。とは言っても、この記事を書いている時点で、実はまだ右下腹部痛は完治してはいません…(汗)


病気や怪我をして、回復状況が好ましくないと、「もしかして一生このままなんじゃ・・・」なんて不安に襲われますよね。私もかれこれ一週間以上腹痛に苦しんでいまして、未だかつてこんなに長期間の腹痛は経験したことがないものでとても不安です。

アラフィフともなれば体が衰えてきているのも当然かもしれませんが、今回改めて「健康って自然に得られるものではなく、自分で意識して保っていくもの」なんだということを知った気がします。

この記事が、少しでもあなたの腹痛改善の参考になれば幸いです。

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腹痛の発症から病院行きを決意するまで

その前兆は、まさにゴールデンウィークに突入しようかという4月も下旬、私のお腹に起こりました。

体調不良

腹痛発症の初期段階

何やら、どこが痛いともなく「お腹全体的に違和感があるなぁ~」 と気付いたのが4月30日。

ですが、数か月に一度、原因は分かりませんが急にお腹が痛くなっては、安静にしていれば2~3日で回復することを経験的に知っていた私は、今回も「またいつものヤツだろう」と軽く考えていました。

しかし、それから日増しにお腹の痛みは悪化し、平日の5月1日、2日は、ほっとっきゃいつものようにそのうち治まるだろうと出社。ですが、痛みの程度は徐々に強まり、四六時中、上腹部、下腹部問わずお腹全体にチクチクした痛みが続くようになりました。

5月2日の午後はもうほとんど時計とにらめっこ。早く退社時間になってくれと、こんなに時間が長く感じられたことはありませんでした…

そして、まさにゴールデンウィークに突入した5月2日の晩に地獄を見たのです!

既に食欲を失っていた私は、あっさりとした梅茶漬けを軽く食べて床に就きました。しかし、常にお腹はチクチクと痛むため、どの体勢が一番痛みを感じずに済むかと、右に左に寝返りを打ったり、うつ伏せになってみたり、四つん這いになってみたり、あおむけで腰に枕を当ててみたりといろいろ試してみたのです。

しかし、結局どんな体勢も腹痛を忘れられるほどの効果は無く、強いて言えば、エビのように丸まっているより、むしろ、腰に枕を当ててお腹を伸ばし、仰向けになっていた方が調子がいいかなと思った程度です。

ちなみに、後で調べて分かったのですが、盲腸って、一般的には右下腹部にあったんですね。私はこの歳まで、盲腸って、左下腹部にあるものと信じて疑いませんでした。

なので、今回もそれを知るまでは、盲腸に炎症でも起こしたら大変と、意識的に右下腹部が下になるように右向きで寝るようにしていました(爆)

最後まで右下腹部痛が残っている原因はそれかもしれません。

まぁ、右向きに寝てばかりいると盲腸炎になりやすいなんて話は聞いたことありませんけど^^

腹痛ピーク時の症状

私の今回のお腹の痛みの症状は、「常にチクチクとした痛みがありながら、時折周期的に、発作のような強烈な痛みが襲ってくる」というもの。その波が次第に短くなって30分間隔くらいになってきた夜半、腹痛のピークはやってきました!

みぞおち辺りからズキズキと始まった強く差し込むような痛みの発作は、次第に下腹部に移動し、行きついた先は下腹部中央。あまりの痛みに寝ても起きてもいられない状態。全身から汗が吹き出し、顔面は蒼白!

最終的に痛みが集中した場所が場所だけに、一瞬、救急車を呼んだ方がいいかとも考えました。

結局、腹痛が治まるまでエビのように丸まってのたうち回り、どのくらいの時間耐えたんでしょう?

しばらくしてなんとか落ち着いたところで、トイレへ駆け込みました!!

食べ物はほとんど摂れていなかったので、「大」が出ないのは分かるとしても、さきほどの下腹部中央(恥骨上部)に激しいズキズキとした痛みが出たことで、泌尿器系は大丈夫かと心配になってしまったのです。

幸いにして、尿の出に違和感はなかったので、たぶん泌尿器系は大丈夫なのかなと。

ですが、

「これは普通じゃない、明日になったら、病院に行こう」

と、汗びっしょりで、まだ早鐘を打っている心臓の鼓動を感じながら固く決意したのでした。


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下腹部痛の原因(病院での見立て)


老医師
昨晩はほとんど一睡もできませんでしたが、5月3日の明け方に、少しだけ眠れたようです。ふと目覚めると辺りは明るくなっていました。

下腹部中央には鈍い痛みがしっかりと残っていましたが…

休日急患診療所にて

さて、早速病院を探そうと思い、パソコンで検索を始めたものの、ゴールデンウィークに入ってしまった為、病院も当然みんな休みです。会社は誰に気兼ねなく休めても目ぼしい病院が休みでは話になりません。

診てくれそうなところを探しまくったものの、結局連休中診察してくれそうなのは、「休日急患診療所」くらい。

正直、そこはあくまで急病時の初期救急医療機関なので、十分な診療は望めないでしょう。

ですが選択肢が一つしかない今、贅沢は言ってられません。止む無く休日急患診療所に行くしかありませんでした。

自分自身が病院に行くのなんで、数年前インフルエンザに罹ったとき以来ですが、意を決して早速午前中に診療所に行ってみると、患者さんの数はそう多くはなかったので一安心。

病院って、最初に行くまでが決心が要りますよね。患者さんが大勢いて長々と待たされるのも嫌だし、診察の結果何か恐ろしい病名を宣告されるのも怖いし^^


さて、診察室に呼ばれ、年配の医師に症状や今までの経緯を伝えると、診察はベッドに横になるように促され、先生がお腹を触診していくという内容。

ちなみに、体温は37.5℃で微熱ありというところでした。

胃のあたりから始めて、下腹部を数か所軽く押していき、どこが痛むかを伝えます。診察時は、下腹部中央の痛みは治まっていまして、逆にピンポイントの痛みとして下腹部右側が押されたときそこが痛むと伝えました。

診察時間にして、3分も掛かっていないと思います。「これで何が分かるの?」というのが正直な感想ですが、先生の見立ては、

  • 細菌性の胃腸炎
  • もしくは、
  • 胃潰瘍
の可能性もある。

とのことで、整腸薬、胃薬、感染症の治療薬の3種類の薬を3日分出されて、帰ってきました。

これは、私も事前にネットで調べて予想していた原因と一緒でしたw

診察してくれた先生が、
「連休が明けたら、専門医に診てもらってください」

の言葉だけは忘れなかったのは言うまでもありません。

注意事項としても、
「消化の良いものを食べて、コーヒーは控えた方がいいでしょう」

と、こちらも、無難なお言葉・・・

まぁ、行かないよりは行った方が良かったのでしょうが、これで約2,000円の診察料。「うーん」と、お腹だけでなく、頭も悩ませてしまった私でした。


近所の内科クリニックにて

案の定、処方された3日分の薬を飲み切っても一向に腹痛は改善せず、小康状態は保っていたものの下腹部右側の痛みがより鮮明になってきた5月6日。

まぁ、小康状態というか、前回の発作で痛みに「慣れ」てしまって鈍感になっていただけかもしれませんがw


薬もなくなってしまったし、まだそのまま放置する勇気もなかったので、改めて土曜日に診察してくれる数少ない内科医を検索してみました。

そこで見つけた、我が家の近所の とある内科クリニックに問い合わせると、

「診察は行うが、土曜日なので、院長先生ではない」とのこと。

少々その言い回しが気にはなりましたが、選択肢も多いわけではないのでとりあえず行ってみました。

普段、病院など気にして歩いていないので気が付きませんでしたが、意外と個人医院って、身近にもあるものなんだなぁと思いつつそのクリニックで順番を待っていました。

ちなみに、その時の体温は、36.9℃。平熱が36.5℃くらいなので、ほんと若干微熱がある程度ですかね。

看護婦さんに名前を呼ばれて診察室に入っていくと、中にいたのは、前回の休日急患診療所の先生に勝るとも劣らない、おじいちゃん先生・・・

もちろん、見た目だけで人を判断するのはよろしくありませんが、困ったことに、その先生、パッと見頼りなさ気なだけでなく、かなり滑舌がよろしくないんです^^

何か、私に質問しているようなのですが、聞き取れないw

そこは婦長さんも察しているようで、先生が言葉を発して私が受け答えに躊躇していると、すかさず「通訳」してくれていましたw

そんな、志村けんのコントのようなやり取りをしているくらいですから、私が満足できる診察などしていただけるはずもなく…

前回の休日急患診療所同様、ベッドに横たわってお腹を触診するというほぼ全く同じ診察内容。


私が一番気になっていたのは、右下腹部のある部分がピンポイントで痛かったので、虫垂炎ではないかということ。

その点だけはしっかり確認したところ、押されて我慢できないほどの痛みではないということは虫垂炎ではないだろうとのこと。

結局、診断としては、

  • 細菌性の胃腸炎
  • もしくは、
  • 胃に潰瘍ができているかもしれない

という、休日急患診療所と同じ結果に。

その時、

薬を飲んで治ればヨシ。治らなければ、諦めて、自分の体の自然治癒力を信じて、気長に治すしかない!

と、そう覚悟を決めました!!

申し訳ないんですが、病院に不信感を持ってしまったんです^^


ちなみに薬は、対処療法用として、腹痛がひどいときに飲むカプセルと、細菌の増殖を抑える抗生物質のタブレット、それと、腸管を保護して炎症を鎮め、下痢を止める粉薬の3種類を処方され、掛かった費用も休日急患診療所とほぼ同じく約2,000円でした。

両方合わせて約4,000円の出費、ほんと馬鹿にできません。

豆知識として今回のカプセルのように症状がひどい時に飲むくすりのことを頓服薬というんだそう。薬剤師の女性の方が教えてくれました^^


右下腹部が痛む場合の原因あれこれ

残念ながら、医師からアドバイスらしいアドバイスを頂けなかったので、いろいろ独自に調べてみましたw

すると、男性、女性共通の原因、男性特有の原因、女性特有の原因があるようです。


右下腹部が痛い場合に考えられる病気(男性・女性共通)

虫垂炎

私は長年生きてきてずっと間違っていたのですが(笑)、右下腹部が痛いとき真っ先に考えられるのが虫垂炎です。

典型的な症例としては、最初、お腹の上あたりが痛くなり、その痛みが、右下腹部に移動していくというものです。腹痛のほかに、嘔吐、発熱が3大初期症状と言われています。


感染性胃腸炎

同じ症状の「感染性胃腸炎」も原因として考えられます。その区別の一つは、「激しい下痢があるかどうか」です。虫垂炎が下痢を引き起こすことは滅多にありません。

とは言っても、まともに食べられなければ出るものもないので、必ずしも判断材料にならない気もしますけど…


クローン病

もう一つ、下腹部右側が痛む場合に考えられる病気として、クローン病が挙げられます。今回調べてみて初めて知った「クローン病」ですが、これは原因不明で消化管のあらゆる場所(主に、小腸や大腸)に炎症や潰瘍を引き起こす病気のことです。

日本でも急増している「難病」の一つに数えられていて、症状としては、腹痛、下痢、発熱、血便、など。

その原因は、主に、腸管の免疫が関係してることは間違いなさそうなのですが、そのほか、遺伝的要因、食事や生活習慣などの環境要因も関係しているのではないかと、目下、世界中で研究されているんだとか。

大腸憩室症

憩室とは、消化管壁の一部が風船のように膨らんだ状態のこと。食道から大腸まで消化管の各部に発生しますが、これが大腸にできた場合が大腸憩室症です。日本では右側にできる症例が多いんだとか。

こちらも原因は明らかにはなっていませんが、食物繊維の摂取が減少すると腸管圧が高くなって憩室ができやすくなります。また、近年増えてきたところをみると、食の欧米化も関係しているのかもしれません。

症状としては、初期には間欠痛で、次第に持続痛へと変わっていきます。下痢、吐き気、便秘、排尿障害などを伴うこともあります。


右下腹部が痛い場合に考えられる病気(男性特有)

男性特有の器官として、前立腺の疾患が考えられます。

  • 前立腺炎
  • 前立腺肥大症
  • 前立腺がん
などになります。

症状として、右下腹部痛とともに、頻尿、残尿感等の排尿障害を伴ったら要注意です。

そういえば、私も近頃尿の切れが悪くなってきたのが悩みの種ですが、あながち年齢のせいだけではないのかも(汗)


右下腹部が痛い場合に考えられる病気(女性特有)

女性特有の疾患として、子宮や卵巣など生殖器に関する痛みが考えられます。

  • 子宮筋腫
  • 子宮内膜症
  • 子宮頸がん
  • 卵巣がん
  • 更年期障害
などになります。

女性の場合、単に下腹痛だけで片付けられない場合も多々あります。

私の妻も、かつて腹痛と貧血がひどく、検査の結果、子宮筋腫と診断され、手術を行った経緯があります。

女性の場合は、男性以上に細心の注意をもって、「これはただの腹痛だけではないかも」と感じたらすぐさま信頼のおける病院で診てもらうべきです。

こうしてみると、腹痛といっても、「これが原因で病名はコレ」と簡単には導けないようですね。病院の先生の歯切れが悪かったのもやむを得ないことだったのかもしれません。

まぁ診断名などどうでもいいのかもしれませんが、「感染性胃腸炎」よりは、原因が特定できないということであれば「クローン病」のほうが今回の私の病名に近いのかもしれません。


まとめ

今回、結局いまだ原因がはっきりしない腹痛に襲われ、右下腹部痛が残っている訳ですが、つくづく思ったのが、かかりつけ医って絶対必要だなということです。

まぁ、そう頻繁にには行かないまでも、年に1回くらいはかかりつけ医のところに顔を出すくらいの関係になっておいたほうがいいのかもしれません。

今回訪れた、2か所の医院の先生もどちらもどこか他人行儀で、こちらの言いたいことがほとんど伝わっていなかったような気がします。

うちの父などは、何の遠慮もなく話せるくらい親しいかかりつけ医がいまして、たまに私も受診に同行するのですが、その掛け合いは実の親子関係以上なんじゃないかと思うくらいですw

まぁそこまでは行かなくても、ある程度気心の知れているかかりつけ医って、いざという時に備えて絶対必要だと思いました。

それと、普段薬などまず口にしない私としては盲点だったのが、「薬って思うほど効かないもの」だということです。

今回、2か所の医院でそれぞれ3種類づつの飲み薬を処方されて、これを飲んだら腹痛が治るんだと期待に胸膨らませたものの…

正直、薬を飲んだからと言って、腹痛の改善はほとんど見られませんでした。

まぁ、飲まないよりは、症状の悪化を抑えてくれていたのかもしれませんが、結局回復には、自分の体の自然治癒力がモノを言うんだということが分かりました。


右下腹部痛後日談

腹痛は発症するときも急ですが、回復する時も急だったりします。

私の腹痛が回復したのは、5月11日の朝でした。前日の夜まで下腹部にチクチクとした痛みがあり、時折ギュルギュルとお腹が鳴っていたのですが、その日の朝、「久々にスッキリ目覚めたな」と思ったら、あれほど悩ましかった腹痛が嘘のように無くなっていたのです!!

内科医でもらった薬も5月9日に飲み切り、5月10日は薬すら飲んでいなかったというのに、私の下腹部痛は5月11日に拍子抜けするほどあっけなく回復していました。やはり、病というのは、薬が治すのではなく、自分自身の自然治癒力によって治るものなんですよね。

ただ、ここで油断するとまた再発の恐れがありますから、慎重に様子を見ていきたいと思います。

たぶん、この10日くらいで2~3kgくら体重は落ちたと思いますが、本当に辛かったです。

今後は、健康のありがたさを噛みしめながら生活していこうと心から思います^^


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