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山で遭難しないための心得! 雲で分かる山の天気

      2016/05/04

登山
ゴールデンウイークに入り、暖かな陽気に誘われて
行楽シーズン真っ盛りです。

しかし、その影で山の遭難事故のニュースが
後を断ちません。

今年も北アルプスで遭難が相次ぎ、
ゴールデンウィーク前半が終わった時点で、
5人もの犠牲者が出てしまいました。

平地では穏やかな気候でも、山の天気は目まぐるしく変わります。
ゴールデンウイーク後半も、ところどころ天候が崩れる予報の日が
ありますので、山では特に天候の変化に要注意です。

5月とは言え、標高が数千メートル級の高地では、
まだまだ雪が積もっていたり、ひとたび天候が荒れれば、
吹雪となり、5メートル先の視界もままならなくなることも
あり得ます。

私も山は好きで「日本百名山」とかの書籍を読んで
思いを馳せたりしています。

といっても、登るのは登山道が整備された
近場の丹沢とか、安全なルートばかりですが^^

それでも、ついさっきまで太陽が顔を出していたのに、
急にかき曇って雨が降りだすなんてことに
出くわしたこともあります。

山の天気を侮ってはいけないということは体感済です。

この記事では、山で遭難しないための心得として、
雲の様子から天候を予測する方法
ご紹介致します。

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雲の種類と雲が語る気象変化

雲10種類写真集「雲三昧」より

雲は、できる高さとその形で、10種類に分けられています。

山で生活する先人たちの経験則で、雲の動きを知ることによって
天気の変化を知ることが出来ます。

もちろん、必ずそうなるわけではありませんが、
かなり正確な部分もありますので、
目安として、山に登る前には覚えておきたい知識です。
 

1.巻雲(けんうん)

スジ雲雲の中で、一番高いところにできる雲です。
通称「すじ雲」とも呼ばれます。

雨を予告する巻雲は、シマ状や帯状で、
時間の経過とともに濃くなり、空いっぱいに広がります。

低気圧の接近とともに形を変えて、
巻層雲→高積雲→高層雲→乱層雲となります。

晴天を予告する場合の巻雲は渦巻状、又は屈曲しています。
 

2.巻積雲(けんせきうん)

うろこ雲別名「いわし雲」又は「うろこ雲」。

細かな雲のかたまりが集まった雲で、
空に小石をバラまいたように見えるやつです。

見た目は可愛らしいですが、
巻積雲は、天気の急激な変化を予告する場合があり、
現れたら要注意です。

ただし、この雲が徐々に減っていく場合は
天候には関係ありません。
 

3.巻層雲(けんそううん)

巻層雲空一面に薄く乳白色を覆うような雲です。
太陽や月がぼんやりカサがかかったように見えるアレです。

通称「かすみ雲」とも呼ばれます。

その後、後述の高層雲が現れたり、低層に積雲が現れたら
やがて雨になると予測できます。
 

4.高積雲(こうせきうん)

ひつじ雲丸みのある雲が連なって見え、
一つ一つが巻積雲(いわし雲)より大きいものです。

別名「ひつじ雲」。

このひつじたちが増え、高度を下げたり、
波状となって空いっぱいに広がるようだと、雨の予感です。

一方、雲塊の陰影が薄くなったり、高度が高くなっていく場合は
晴れと考えられます。
 

5.高層雲(こうそううん)

空一面を乳白色に覆い尽くす雲です。
巻層雲が、濃く厚くなった感じの雲で、
底に黒い雲塊が混じって見えるようだと、
雨になる確率は100%に近いです。
 

6.乱層雲(らんそううん)

雨雲空全体が暗くなるような、灰黒色の厚い雲で、
これがいわゆる「雨雲」と言われる雲です。

突然現れることはなく、
前兆として高層雲が現れる事が多いので、
雲の変化によく注意を払うことが大切です。

こんな雲の日は、登山を諦める決断も必要かもしれません。
 

7.積雲(せきうん)

綿雲雲といってまず思い浮かべるのがこの積雲。
通称「わた雲」と呼ばれる雲です。

日射の関係で日中現れ、夕方には小さくなっていくものは
晴積雲と呼ばれ好天の兆しです。

一方、低気圧や前線の影響で現れるものもあり、
それは雨積雲と呼ばれ雨の兆しです。

見分け方は、晴積雲は、雲の上部がもくもくしていますが、
雨積雲は、上部がもくもくしていなくて、
風になびいているように見えます。
 

8.層積雲(そうせきうん)

まだら雲通称「くもり雲」または「まだら雲」などと呼ばれる雲で、
くもり空の代表選手です。

雲の層が薄く、時折青空をのぞかせるような場合は、
雨の心配はありません。

しかし、雲全体が暗く発達していくような場合は
低気圧の接近を予告していますので要注意。
 

9.層雲(そううん)

層雲雲の中で、いちばん低い位置にできる雲です。

天気図で、近くに低気圧や前線のない場所に現れた
層雲は好天の前兆ですが、低気圧と共に現れた層雲は
広がって、悪天候になりやすいものです。

登山の前日に翌日の天気図をチェックすることは、
必須項目です。
 

10.積乱雲(せきらんうん)

入道雲お馴染み、「入道雲」のことです。

遠くから眺めている分には、もくもくと立ち上がっていく様が
いかにも夏の風物詩と言えますが、
山歩きでの積乱雲はもっとも注意すべき雲の一つです。

この雲は突然発生することが多く、
出現に要する時間は、5~30分ほど。
まさに、突然の出来事といえます。

雨とともに、雷を伴う場合が多いので、
それも怖いところです。

注意点としては、小さな積雲の動向に意識を向けることです。

積乱雲が発生するときは、
小さな積雲が生まれたり消えたりしているうちに、
急に巨大化してきます。

なので、積乱雲発生の兆しを感じた時点で、
様子見に転じる心構えを持っておくべきでしょう。

ですが、意図せず出くわしてしまうこともあるかもしれません。
そんなときは、無理をせず、行動を中止して荒天に備えることです。

雨が降らなければよし、降ってきたなら
落雷の危険がありますので、身を低くして、
できるだけ安全な場所に避難してやり過ごすのが賢明です。

 
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まとめ

山の天候は変わりやすいものです。

その変化を、雲の状態から予測する技術は、
山に登る前に是非とも身につけておきたいことの一つです。

山では、自分の身は自分で守らねばなりません。

久々に取れた休みを使って登る山は、
身も心も爽快にしてくれますが、
大自然の気まぐれの前では、人間はあまりにも無力です。

ですから、山に入ったら事が起こる前に天候を予測する注意力は
常に持っておいてください。

雲が読めたおかげで命拾いすることもあります。

景色を楽しむと同時に、天候の変化にも常に気を配る。

このふたつを両立して、素敵な思い出を作っていただければと思います。

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