脳卒中の前兆とは?40代から始める予防習慣を緊急調査!
2018/04/02
「脳卒中は高齢者の病気だから私はまだまだ大丈夫。」
あなたはそんな風に思ってはいませんか?
実を言うと、私もそう思っていました。
ところが、そんな先入観を打ち砕かれる出来事が身近で起きてしまったのです。
それはどんな出来事だったかと言いますと、私の職場の同僚の奥さんが倒れたというのです!
原因は「脳梗塞」!
その方の年齢はまだ40代半ばだそう。
同僚の奥さんの職業は看護婦さん。不規則な勤務体系の代表選手です。
職業柄、予兆を感じてこれはただ事ではないと悟り、自ら迅速に対処したため、幸い大事には至らず、後遺症も残らなかったそうです。
とは言え、入院から自宅療養を経て、職場復帰できたのは倒れてから半年後、今年の4月だそう。
それと・・・
まさか自分が脳梗塞で倒れるなんて思ってもいませんから、成人病の医療保険には入っていなかったそう。
そのため、健康が回復したのは良かったのですが医療費の負担が半端なく、今でも支払いが大変だとのことです。
同僚が職場異動してくるまで、私はそんな出来事があったなんて全然知りませんでしたが、同じ40代として大変なショックを受けました。
全く人ごとでは済まされません!
このタイミングで脳卒中の原因と予防について調べる必要性を感じ、大至急記事にまとめました。
あなたがもし「まだ若いから大丈夫」と思っているのであれば大間違い。
もしもに備えてぜひ一読していただけたらと思います。
目次
脳卒中とは?
脳卒中とは、脳血管障害の総称です。大別すると、脳血管が詰まる「脳梗塞」と、脳血管が破れる「脳出血」、「くも膜下出血」に分けられます。
脳卒中が発症したら、治療は時間との戦い。
治療が遅れれば、後遺症が残ったり、寝たきりになってしまう可能性が高まります。
最悪、死に至ってしまうケースもあり得ます。
脳卒中が発症したら最も重要なのは、早期発見・早期治療です。
脳梗塞の3大原因
ある調査によると、平成11年現在、脳卒中患者のうち、脳梗塞が4分の3を占めているそう。そこで、脳梗塞に特化して、その原因を3つに大別しました。
ちなみに、脳梗塞の「梗塞」とは、ものが詰まり、流れが詰まる、という意味です。
原因その1 動脈硬化
動脈硬化とは、血管壁にコレステロールなどが溜まり、血管が厚く固くなって、血液の流れが悪くなってしまった状態のことをいいます。その狭くなった脳血管に、粘りのある血栓ができて血管が詰まり、脳梗塞を発症します。
原因その2 心筋梗塞
心筋梗塞により心臓に出来た血栓が、血流に乗って脳に流れ着き、そこで脳血管がつまり脳梗塞を発症します。原因その3 血圧低下
血圧低下によって脳の血流量が減り、元々動脈硬化などで脳血管が狭くなっていると、血栓が詰まっていなくても脳梗塞を発症する場合があります。脳梗塞を引き起こす生活習慣
では、脳梗塞を引き起こす生活習慣とはどんなことでしょう?以下にまとめましたので、思い立ったが吉日、早速今日からこれらのことに気をつけようではありませんか!!
過度の飲酒
毎日、1合を超える日本酒、中瓶1本を超えるビール、一杯を超えるダブルのウイスキーを飲む人は過度の飲酒に当たります!週に1日は休肝日を設けましょう。
喫煙習慣
たばこを吸う人は、吸わない人に比べ、はるかに脳梗塞の発症率が高いというデータがあります。ただ、好きなものを完全にやめるのもストレスになりますから、極力本数を減らすことを意識してください。
ちなみに、私はたばこは吸いません(というか高くて買えない)ので、この点は安心です^^
肥満
肥満は万病の元。高血圧や、糖尿病から、脳梗塞へ派生する危険因子となります。食事で摂り過ぎたエネルギーを消費するためにも、適度な運動を日々の生活に取り入れることは必須です。
ちなみに私は、通勤時、バス代節約のために最寄り駅まで片道40分ウォーキングしてます。
(これはこれで無理し過ぎという噂もありますが・・・)
過度のストレス
適度なストレスなら日々の生活に緊張感が生まれていいのですが、度を超えたストレスは身体に毒。脳梗塞を引き起こす原因となります。
同僚の奥さんも、看護婦という職業柄、多忙と不規則な生活がストレスとなり、それが脳梗塞を引き起こした一因ではないかとのことです。
脳梗塞の前兆 まとめ
脳疾患には、大なり小なり予兆があるものです。脳梗塞の前兆をここでまとめておきます。- 片側の手足がしびれる
- 手の力が抜けて持っていたものを落としてしまった
- しゃべりのろれつが回らない
- めまいがしてまっすぐ歩けなくなった
- 人の話がよく理解できない
- 片目が一時的に見えなくなる
同僚の奥さんは、急に今までにない体の片側のしびれを感じ、
「これはヤバイかも」と悟り、
速攻、ダンナに連絡をとって、救急車の手配を依頼したそう。
とにかく、一刻一秒を争う病ですから素早い決断と行動が大切です。
ただ、このような前兆が現れるのは、脳梗塞患者さん全体のおよそ4分の1です。
残りの4分の3の方は、突然発症したという事になります。
とはいえ、直前に前兆が現れなくても、その兆候は現れていて、気付かなかっただけかもしれません。
40歳を過ぎたら、自分もいい歳になったと謙虚になって、からだの異変に慎重になり、
定期的な健康診断も必ず受けるようにしたいものです。