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桜を庭木として植えてみた感想!そのメリット・デメリットとは?

      2018/08/22

 
桜満開
「庭に桜が植えてあったらいいなぁ」

なんて、一度は考える方も多いのではないでしょうか? 庭で花見ができるなんて最高の贅沢ですからね。

私もご多聞に漏れずその一人でして、しかも我が家には、私たち家族が現在の家に引っ越したとき妻のお義父さんから贈られた枝垂桜が植えてあったという、実践者でもあります。

この「植えてあった」という過去形なところが意味深なワケですが^^

そうなんです、実は現在は植えてないんですが、この記事では実際に庭に桜を植えていた経験を踏まえて、そのメリットとデメリットを、そしてなぜ現在は植えてないのか?も併せてお伝えしたいと思います。

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庭に桜を植えるメリット

庭に桜を植えることで得られる一番のメリットは、何と言っても毎年自宅に居ながらにしてお花見ができること^^

これって、実際に自宅の庭に桜を植えてみると、思っている以上にワクワク感が高まります。蕾が膨らみ始める頃になると毎日のようにチェックして、今年は去年より沢山咲きそうだな、とか、去年より早く咲きそうだな、とか、桜の成長や季節感を直に感じることが出来ます。ご近所さんや、通りすがりの方から「きれいですねぇ」なんて声を掛けられるのも嬉しいものです^^

また、薄ピンク色の花を眺めているだけで、ストレスが緩和されて癒やされるのはあなたもご存じの通りですが、その他に桜の花の香りには、鎮痛効果や、咳止め効果、解熱・解毒効果もあります。さらにのみ過ぎたときの二日酔い緩和効果もあるとか。

それと、真南向きの我が家においては、夏場、桜の木のおかげで、適度な日陰ができたことで暑さが緩和されたことも見逃せません。

これらが自宅の庭に桜の木を植えることで私が得られたメリットです^^

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庭に桜を植えるデメリット

落ち葉 では、桜を庭に植えるデメリットは何かといいますと・・・
私が一番困ったことは、落ち葉です^^

秋の紅葉は見応えがあり素晴らしいものでした。
しかし、その後始まる落ち葉処理だけはとても気を使いましたね。

お隣のお宅に落ち葉が落ちないように前年のうちに伸びすぎた枝を剪定し、桜を植えた場所が通りに面していたので、落葉の季節になると最低週1回は家の前の通りの掃除をしていました。また、一番油断ならないのは自宅の庭掃除です。うっかりしていると、庭が山里のように落ち葉のじゅうたんで敷き詰められたようになっていたりして^^

でも、毎年花を咲かせてくれることを思えば、秋の一時期だけのことですからさほど苦にはならなかったですけどね。

それと「桜は庭に植えない方が良い」ということをたまに聞くことがありますが、それは、桜の木の根が浅く広く伸びて、家の土台に悪影響を及ぼす可能性があること、桜の葉には虫が付きやすいことなどが直接的な理由かと。ただ、そもそもどんな木でも、あまり家の近くに植えるのはよろしくありませんし、虫も付くときは付くのではないかと^^

ソメイヨシノなど大木になる品種は、公園や名所など公共の場で鑑賞する品種と割り切って、自宅の庭ではそれほど大きくならない、富士桜オカメ桜旭山桜などの品種を選べば大きくなりすぎるとか、根が張りすぎるという問題は解決できます。

我が家に植えてあった枝垂れ桜も(すいません、品種は不明です^^)十数年植えてまして、特に大きな剪定もしなかったですが樹高3mくらいを保っていました。それと我が家の場合は、たまたまかもしれませんが毛虫の被害は皆無でした。風通しの良いところに植えてあったのが良かったのかもしれません。

ということで、わたしが庭に桜を植えて、本当にデメリットに感じたのは、落ち葉処理くらいですかね。

ちなみに、枝垂れ桜って、枝が垂れ下がるので、剪定も意外とやり易かったです。

と、ここまで、桜を庭に植えることのメリットとデメリットをお伝えしてきまして、私の個人的結論としては、

落ち葉処理はその時期だけは気を使わないといけないというデメリットはありますが、庭植え向きの大きくならない品種を植えれば、自宅の庭でも十分桜を楽しめるし、様々な効果も享受できるというメリットの方が大きい!

と言えると思います。

なので、本当は、ずっと育て続けたかったのですが、つい最近その桜と突然お別れすることになってしまいました。それはなぜだったのか? この機会にその理由も併せてお伝えさせていただこうと思います。

桜を現在庭に植えていない理由とは?

我が家の枝垂れ桜のピークはおととし。それまでは、年々一回りずつ木も大きくなり、花数も増えていたんです。そして、おととしそれまでで最も多くの花を付け、期待に胸膨らませた昨年。新芽が伸び始める時期になっても沈黙したままの我が家の枝垂れ桜。

結局、昨年咲いた花は最後の力を振り絞ったかのように、たった一輪のみ。ようやく伸び始めた新芽も葉を広げることなく干からび、ついに我が家の桜は力尽き、枯れてしまったのです。

そのときの桜が枯れ行く様子はこちらの記事をご覧ください(涙)
>>トケイソウ開花の代償となる悲しい出来事

当時は、てっきりトケイソウの根張りの勢いが強すぎて桜が負けてしまったのか、花壇が狭くて根が十分に張れないせいかと思っていました。それでも、もしかしたら復活するかもしれないと微かな期待をもってその後一年間様子を見ていたのですが、今年も復活する兆しはなく、泣く泣く切り倒すことに。

桜切り株

そして先日、ようやく時間が取れたので残っていた切り株を掘り起こす作業をしたというわけです。

桜切り株 抜き取り後
いくら枯れ果ててしまった切り株とはいえ、始めはビクともせず、鍬で掘り返したり、バールでこじったり、太い根はノコギリで切ったり、終いには桜に申し訳ないと思いつつも、ハンマーで幹を叩いたりして、2時間の格闘の末、クタクタになってようやく抜き取りました・・・

その結果、ずっと謎だった「桜が枯れた原因」が遂に分かったのです。

その原因とは、「シロアリ」!
今回掘り下げてみて、花壇の周りのレンガはセメントで固められているものの、下は土のままで、根はかなりしっかり張っていました。
なので、根が十分に伸びることが出来なかったから枯れたという仮説は間違いだったように思います。

シロアリに侵された桜の根
よく見ると根が絶望的なくらいにスカスカに食い荒らされていました。これでは、確かに生き延びることは不可能でしょう。今までは何とか生き延びることができたものの、ついに生命活動を継続することができないくらい根の食害が進行してしまったのです。

拡大してみますと、
シロアリ_拡大
シロアリ_拡大 (2)
今までシロアリって、材木を食い荒らすものだとばかり思っていました。まさか、生きた桜の生木の根に付くなんて夢にも思いませんでした。それにしても、一匹一匹はこんなに小さくてか弱い虫ですが、家を倒すこともあれば、木を枯らすこともあるという、つくづく恐ろしい昆虫です。

また、見解が分かれるところで、「シロアリに根を食べられたから枯れた」という見方と、「桜が弱って抵抗力が低下したからシロアリが付いた」という見方ができます。

私の見解は、前者、「シロアリに根を食べられたから枯れた」のではないかと思います。
その理由は、我が家の枝垂れ桜が、一昨年までは満開に咲いていて元気だったこと、根の浸食具合が、1年程度ではなく、長年掛けて食い荒らされたと思えることなどです。

ただ、桜にとっては手狭かもしれない花壇に植えていたのは確かで、根が十分に伸びることが出来なかった可能性はあります。もしかすると、根が十分に伸びることが出来なくなった時点で、桜が弱り、そのときシロアリにやられたのかもしれません。

今となっては、どちらが真実なのか知る術はありませんが、正直、生きた桜にシロアリが付くなんてまったく想定していませんでした。もし事前に予想できていたら予防することもできたのでしょうが、気付くのが遅すぎたようです。

今さらですが、慌てて調べてみたら、シロアリの侵入を防ぐこんな製品もあったんですね・・・

今できることは、早急にシロアリに侵された切り株を処分し、自宅や他の植物へ被害が広がるのを食い止めることです。

さいごに

今回、今の家に移り住んで十数年、共に歴史を刻んできた思い出深い枝垂れ桜とお別れするにあたって、桜を自宅に植えることのメリット、デメリットについて見直してみました。

その結論としては、やっぱり桜はいいなぁということです。

春の開花に始まり、夏の葉桜秋の紅葉、そして、葉を落として枝だけになって春を待つ冬の枝垂れ桜に雪が積もるなんてのも風流でした^^

ペアで植えた妻の実家の枝垂れ桜は今年も見事に満開となりまして、我が家にも再び植えたい気持ちはあります。ですが、妻のお義父さんから贈られた特別な桜を失った今、その思い出を大切にしたい気持ちが強く、すぐには次の桜を植える気にはなりません。いずれ月日が経ったり、別の形で贈られたりしたらまた植えるかもしれませんが^^

もしあなたのお宅に、家から数m離して桜の木を植えるスペースがあるのであれば、大きくならない品種を選んで植えてみるのもいいかもしれません。もしくは、桜盆栽というのも、コンパクトに季節を感じられていいかもしれませんよ。

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 - ガーデニング, 花木