夏に咲く花! ガーデニング初心者でも本当に育てやすい品種を比較検証!
2018/08/22
今年は花壇を花いっぱいに埋め尽くすぞー
と息巻いて5月に種まきをしましたが、果たして2か月後にどうなったのか?
今回はそのご報告も兼ねて、夏に咲く花でガーデニング初心者でも種から植えて本当に育てやすい品種は何か比較検証してみました。
前回の記事はこちら
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目次
夏に咲く花でガーデニング初心者でも本当に育てやすい品種とは
5月に植えた品種の判っている草花の種は、ルピナス、サルビア、松葉牡丹の3種類ですが、その他にも、植えずに残っていた品種の判らない種も数種類植えてみました。そして種まきから約2か月経った花壇の様子がこちらです。
何とも賑やかに葉は生い茂ったのですが、花は思い描いたほどは咲いていない状況ですね~ (^_^;
では発芽した草花を個別にご紹介します!
松葉牡丹
こちらは松葉牡丹。よく見かける松葉牡丹はもっと密に枝分かれしてこんもりした姿だったような気がするのですが、我が家の花壇で育ったものはほとんど枝分かれせず、一本立ちしたてっぺんに1輪だけ花が咲きましたw
種は数百個単位で蒔いたはずなのですが、発芽したのは数十本といったところですかね。
とりあえず、2か月で数本は開花してくれました。
本来、種は細かいので地植えするべきではないのですが、地植えしてもそれなりに発芽するという証明にはなったと思います。
発芽さえしてくれたら、元気に育ってくれます。
これから開花ラッシュの期待が持てそうな雰囲気です^^
サルビア
こちらサルビアですが、発芽は遅かったです。
種を袋で買ってきて、数十粒は植えたはずなのですが、他の植物の種は1~2週間もすれば発芽してくる中、サルビアの芽は全然確認できなくて半分諦めていました。
ですが、最近になって、ふと気づくとつぼみができていたんです。いつの間にか発芽して成長していたんですねw
とは言え、発芽が確認できたのは20本に満たない感じです。増して、7月初旬の現時点で開花してくれたのは3株のみという残念な展開(泣)
赤だけでは物足りないと思ってピンクや紫、白などのミックスの種を購入したせいか、園芸品種だけあって、思っていたより弱い性質のようです。
実は、サルビアの葉に酷似した葉の植物が多数発芽してきて、異常に発育が良かったので大いに期待していたのですが、花が咲いてみたら全然違う植物だったというオチがありましたw
それがこちら、
種を植えた覚えはないのですが、土壌に種が含まれていたんでしょうね。 10本以上発芽してきましたw
何という名前の植物かは存じませんが、小さな白花が愛らしいといえば愛らしいです。
そういえば、去年もこの植物見たような気がします。確か、花が咲いた後、5mmくらいの黒く熟す実がなったような・・・
他の植物の生育の妨げになるほど大きく育った株を間引きしようと引き抜いたら、異常に根もしっかり張っていて、引き抜くのに一苦労しました。
ルピナス
ヤツデ状の切れ込みのある葉がルピナスの苗です。発芽は早かったのですが、成長は遅いですね。
まぁ、開花は来年まで待たなければなりませんが、それにしても果たしてそれまでに大きく育ってくれるのか心配です。
でも枯れるような雰囲気はなさそうなので、気長に見守っていくしかない状況です。
スイートピー
こちら、スイートピーは、道端で咲いていた株の種を拾って植えてみたものです。
発芽してしばらくは調子が良く、支柱まで立てたのですが、あまりに日当たりが良すぎるせいか、思ったほどは伸びていません。
支柱も太かったのか、巻きひげも絡みつかず、現時点で花を咲かせる様子はありません。
雑草並みにタフかと思ったのですが、そうでもないようです。
このまま、花を咲かせずに終わってしまう可能性大です・・・
西洋アサガオ
これも道端で咲いていた株の種を拾ってきたものです。葉の形からして、明らかに日本のアサガオではありません。
道端で咲いていただけあって、西洋アサガオは強健です。まだ本葉が数枚しか出ていない小さい株のときから花が咲き始めますし、生育も早く、先々、かなり繁茂しそうです。
チョウセンアサガオの一種?
これも今年植えた覚えはありませんので、土壌に残っていたこぼれ種が発芽したものと思われます。
長さ20センチくらいのトランペット状の白花を咲かせる植物で、花のあとトゲトゲに覆われた実がなります。
数年前、道端で見かけたとき、ついトゲトゲの実が気になって一つ持ち帰ってしまったのが始まりで、それから毎年勝手に発芽してきます。
生育条件が適合すると、びっくりするくらい大きく成長します。
正式名称は分かりませんが、花の形やトゲトゲの実から調べてみると、チョウセンアサガオの一種の可能性が高いです。
大きく見栄えする白花といい、そのあとほぼもれなく実るトゲトゲの実も面白く、何気に気に入っています^^
青しそ(大葉)
大葉もいつのころからか、我が家の花壇に勝手に生えてくるようになりましたw
非常に強健で、一雨ごとにグングン成長します。
食用に重宝するので妻のお気に入りです。妻にとっては、「花より団子」のようです^^
トケイソウ
トケイソウは種から育てたものではありませんが、番外編ということでご紹介します。
このトケイソウは挿し木してから3年目の株ですが、もうご覧の通り、絶好調です。
5月ごろから成長が始まると同時にビッシリと蕾を付けはじめ、2か月経った今でもひたすら花を咲かせ続けています。
挿し木で容易に株数を増やすことはできますが、果実を実らせるには、たねから違う別株が必要な為、現状では果実は実らないのです。
そこで、果実を実らせたい一心で、トケイソウの種を通販で買ってみました。
30粒ほど植えてから、かれこれひと月になるのですが、未だに芽は出てきません。
植物本体は強健ですが、種子は相当デリケートのようです。
もはや、発芽しないと諦めた方がいいのかもしれません。
たねはイタリアからの輸入もので、通販で450円くらいしたんですけど無駄に終わりそうです・・・
一応もう少し様子を見てみますけど^^
ちなみにトケイソウの種子はこんな感じです。
何やらでこぼこした模様がついていて特徴的です。中には幾つか欠けているものもあり、健全そうなたねは全部で30粒ほどでした。
でもこれだけあれば、せめて1本くらいは発芽するだろうと思っていたのですが甘かったようです。
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ガーデニング初心者でも本当に育てやすい夏の花比較
それでは、今回の結果をまとめておきます。<育てやすい夏咲きの花比較>
植物名 | 発芽のしやすさ | 生育のしやすさ | 花の付きやすさ | 備考 |
---|---|---|---|---|
松葉牡丹 | 発芽には苗床を使った方がベター | |||
サルビア | 沢山咲かせたいなら苗を購入したほうがいいかも | |||
ルピナス | 発芽は早いが生育は遅い 開花は一冬越して来年 |
|||
スイートピー | 我が家の庭の条件は日当たりが良すぎて合わないのかも | |||
セイヨウアサガオ | 日本の朝顔より成長も早く、繁茂する | |||
チョウセンアサガオ | 成長の良い株と悪い株がはっきり分かれるので、成長の良い株を残す | |||
大葉(青しそ) | ほぼ雑草に近い強健さ ただ、あまり密集しないよう間引く |
|||
トケイソウ | 挿し木で容易に増える 初年は花は咲かないかもしれないが、咲き出したら止まらないw |
ルピナスは大株になるので花壇向きです。高く立ち上がる花穂が開花してくれたらさぞや見事なんですが・・・ 現時点では来夏本当に大きく育ってくれているだろうかという心配の方が大きいです。
スイートピーは今回の結果を見る限りでは、初心者が手間なしで満開にさせるのには、あまりオススメできないかもしれません。
生育も良くないし、葉も白っぽくなってきて、もしかして病気に侵されやすい性質なのかも。
セイヨウアサガオとトケイソウは、緑のカーテンに最適です。生育旺盛ですし、花も沢山咲くし^^ トケイソウの花って、ほのかな芳香がして、それにも癒されます。
大葉と(多分)チョウセンアサガオは、本当の意味で手間なし植物。まったくのほったらかしで毎年発芽して大きく育ちます。
大葉は食用にも使えて一石二鳥。逆に、チョウセンアサガオは有毒植物と言われていますので、花と実を楽しむだけにして間違っても食べないように!
さいごに
何年かぶりに一生懸命草花を育ててみましたが、たねを植えればあとは勝手に育ってくれるというわけではないんだということが改めて分かりました。今まで何気なく通り過ぎていた、花々できれいに彩られたお宅の庭も「毎日手入れしているんだろうなぁ」と見る目が変わりましたね。
中には本当にほったらかしでも発芽から開花までしてしまう植物もありますが、思い通りの花壇に仕立てるには、水やりや雑草取り、間引きなどそれなりに手を掛けてあげなければいけませんね。
正直、今回の「種から育てる夏の花ガーデニング大作戦」は成功とは言えなそうですが、それでも、自分が種から育てた植物が少しずつ成長して開花するとすごくうれしいものです^^
あなたも失敗を恐れずに、いろいろな植物の育成に挑戦してみませんか。
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