明日への活力!暮らしのネタ帳

あなたの暮らしをちょっと充実させるお役立ち情報を綴った雑記ブログです。

*

補聴器は両耳に装着した方がイイという真実!でも価格が高すぎるのは何とかならないの?

      2018/09/30

 



私の父は難聴です。それも高度というより重度の難聴です。ですので補聴器を使用していますが片側右耳だけの装着でした。今まではそれでもなんとかコミュニケーションが取れていたのですが、最近次第に意思疎通が難しくなってきたため、補聴器を購入した店舗に補聴器のクリーニングついでに相談してみたんです。

それではということで、改めて聴力検査や補聴器を両耳にした場合の聞こえ具合のテストを行ってもらったところ、驚愕の結果を目のあたりにすることとなりました!

この記事では、補聴器を片耳だけで長年過ごしてきた父の聴力がどうなったのか、そして両耳に補聴器を着けたときの反応の変化はどうだったのかがデータとしてはっきり示された結果、補聴器は両耳に着用したほうが絶対にいいと確信した件についてお伝えさせていただきます。

スポンサード リンク


父の難聴遍歴

私の父はまだ小学校に入学する前の幼い頃、不注意から風呂桶に落ちたことがあります。風呂桶といっても80年くらい前の、しかも田舎の薪で焚く風呂ですから、幼い子どもには深くて足も届かず、溺れて死にかけたそう。

幸いにも家人に助け出され一命は取り留めましたが、発見が遅れたため、左耳は重度の中耳炎になりました。治療には手術が必要だったそうなのですが、耳の手術ということで恐怖心から頑なに手術を拒み、それ以来左耳はほとんど聞こえないとのことでした。

それから時は流れ、片耳は不自由だったものの現役世代は父もなんとか過ごしてきました。とは言っても私が幼い頃、父に話しかけても反応が無かったことは1度や2度ではなく、難聴の傾向は見られました。

そして定年退職後間もなく、いよいよ日常生活もままならなくなってきたため、右耳だけ補聴器をするようになりました。というのも、本人曰く、左耳はほとんど聞こえないから補聴器を着けても無駄だとの理由から左耳は着けなかったんです。また、補聴器の価格が高いことや、まだ60代で両耳補聴器なんて、という自尊心もその理由かと思われます。


スポンサード リンク

驚愕の聴力テスト結果

聴力測定室


父は1度補聴器を作り変えています。一口に補聴器と言っても、適応聴力範囲に応じて、軽度用、中度用、高度用、重度用とその出力性能は違います。当然価格もそれに伴って倍々ゲームとは言いませんが、段階的に高くなって行きます。

またそれぞれのレベルの補聴器でもボリューム調整によって、軽度~中度、中度~高度などど聴力の低下にも対応できるようになっています。

父の場合、はじめに購入したのが中度用だったと思うのですが、ボリュームをMAXに上げても聞こえづらくなってしまい、パワーランクを上げざるを得なかったんです。ボリュームをMAX近くまで上げてしまうと、ピーというハウリング音が出やすくなってしまい、これがとても耳障りだったのも困りものでしたし。

そんなこんなで作り変えた補聴器でしたが、今どきの補聴器はしんかしていて、手動つまみでの全帯域ボリューム調整の他に、聞こえづらい周波数帯を本人に合わせて強調するという調整が、パソコンでWi-Fiを介してできるんです。ただ、それは、販売店の方に調整してもらわないとできません。

前回補聴器のクリーニングをしてもらったのが約2ヶ月前で、今回もクリーニングをしてもらっただけでだいぶ聞こえ具合は改善したのですが、今の補聴器に新調してから2年経過しているということもあり、改めて帯域調整もしてもらうことにしたんです。ちなみに、補聴器のクリーニングは1ヶ月ごとに行うのがおすすめとのことでした。

さて、気になる補聴器調整のための聴力検査の結果ですが、右耳については、2年前に補聴器を新調したときの検査結果に比べて、ガクッと聴力が落ちていたんです。聴力検査の項目に聞き取り検査というのがありまして、「さ」とか「ら」とか、発した音声をどれだけ聞き取れるかという検査なんですが、父の場合25問中、右耳正解8、左耳正解6と、わずかに右耳のほうが良かったものの、右耳も左耳も聴力はほとんど変わらないという結果になりました。

私としては、ほぼ聞こえないという認識でいた父の左耳も、全く聞こえない訳ではないということが分かって「えっ、聞こえるんだ」と一筋の光明を見出したと同時に、わずか2年の間に、右耳も左耳と変わらないほど聴力が落ちていたという現実に大きなショックを受けました。


父の聴力が低下した理由

父の聴力が急激に低下した理由は、もちろん年齢が上がってきたことも大きいですが、補聴器店の方も言っていた通り、片耳に負担を掛けすぎたことが聴力低下を早めた大きな原因と思われます。聞こえないから補聴器でもテレビでもカラオケテープでも

ボリュームを大きくする→更に耳に負担が掛かる→聴力が低下する

の悪循環だったんでしょう。実際、父がテレビを見ているときの音量は、最大音量の4分の3くらいまで上げていまして、正直、近所からクレームが来てもおかしくないレベル。私など、ちょっと耐え難いものがありました。


両耳に補聴器を着けたら?

今までは、左耳は全く聞こえないに近いと思って諦めていたのですが、テストの結果、今となっては右も左も聴力にそんなに違いがないと分かりました。

そこで補聴器店(パリミキ)の方のアドバイスも有り、試しに両耳に補聴器を着けてどのくらい反応が変わるか実験してみたんです。そんなときのためにお店には試着用の補聴器がありまして、それを父の聴力に合わせて調整した上で試してみました。

すると、その違いは歴然で、片耳だけ装着時のほぼ倍の距離離れたところからの呼びかけにも反応したんです。父に感想を聞くと、「声が高く聞こえた」とのこと。私は、「声が大きく聞こえた」の間違いではないかと思ったのですが、補聴器店の方の説明だと、確かに聴力が低下すると高い音が聞こえづらくなるとのこと。すなわち、声が高く聞こえたということは、聴力が上がったということです。と同時に聞こえる音域が広がるので聞き間違えも改善されるということです。

また、両耳がバランスよく聞こえることによって、互いに負担が減るし、どこから声が聞こえてきたかというのも分かりやすくなります。

この実験によって、補聴器は両耳に着用して、聴力のバランスを左右均衡させることによって、片耳装着より飛躍的に聴力は改善し、しかも互いの耳への負担も減って聴力低下の進行も遅らせることができるとわかりました。


補聴器をもう一つ作りたいけど高すぎる価格はどうにかならないの?



私は今まで、てっきり父の左耳の聴力は限りなくゼロに近いと思っていた為、左耳への補聴器装着は全くの無駄だと思っていましたが、テストの結果、左耳も聞こえてはいるということが分かりました。

であれば、左耳にも補聴器を装着したいところです。ですが、ここでネックとなるのが補聴器の高すぎる価格です。軽度の聞こえづらさであれば、よく新聞広告に載っているような片耳1万円もしないようなものでもいいでしょうが、父のように重度、高度の難聴となると話は別です。

ちなみに、今父が使っている補聴器は片耳で約20万円ですが、これは、パリミキで取り扱っている「GNリサウンド」というメーカーのもので言うと星3つの製品。言葉の聞き取りを重視するタイプです。更にその上に、音質を向上させた星4つや星5つの製品もあり、そちらですと、それぞれ片耳で、約30万円、約50万円となります!これが両耳だったら・・・

恐る恐る店員さんに、左耳用の補聴器も作ったとしたらいくらぐらい掛かるかと相談してみたところ、父が使っているものと同グレードで両耳作るとなると約35万円となるそう。2倍の40万よりは割引となるようですが、今すでに右耳用はあるので左耳用だけ作れないのかと聞いたところ、そうは行かなくて、別途新たに両耳用として作る必要があるそう。

聞くだけはタダなので、補助金とかは出ないのかも聞いたところ、障害者手帳を持っている方に対しては補助金制度もあるそうですが、ただ単に耳の遠くなった高齢者には日本では今のところ、特にないそう。

店員さんは申し訳なさそうに言っていましたが、保険の手厚い海外の国では高齢者に対しても補聴器購入の補助金を支給している国もあるそう。これが、日本で補聴器が普及しない原因なんですよね。気になって調べてみたところ、英国、ドイツ、米国などの普及率は30%以上なのに対して、日本では15%程度なんです。本来であればすでに高齢大国になりつつありますが、これから更に高齢化が進む日本にこそ、

高齢者に対しても補聴器購入の補助金制度を作るべきだ!

と私は声を大にして言いたいのです!

それと、高止まり感が強い補聴器の価格自体も何とかしてほしいですね。もちろん高級品は高価でも構わないのですが、一般庶民向けの普及品の価格はせめて両耳で10万円以内に収まるくらいが妥当ではないかと個人的には思います。歯の治療で言えば、自由診療の高価な差し歯もあれば、保険適用の差し歯もあるのと一緒ではないかと。

とは言え、すぐにどうこうできる問題でもないので、本心は両耳補聴器はすぐにでも作りたいのですが、高額なだけに、父とよく相談して検討したいと思います。(実は、父は両耳装着はあまり乗り気ではないんです)


さいごに

聴力の確認自体は相手がいることなので、聞こえているのか聞こえていないのか比較的分かりやすいですが、片耳だけが聞こえづらいのか、両耳ともなのかまでは本人でないと分かりません。特に、父のように難聴が進んでしまい、コミュニケーションを取るのが難しくなってしまうとなおさらです。

そんなときはやはり、補聴器店なり、耳鼻科医院なりに行って、しっかり両耳とも聴力検査をすることがとても大切だと実感しました。その上で、もし両耳とも聴力を補強しなければならないと客観的に分かったのならば、極力早い段階で両耳とも補聴器を装着するべきです。

そのほうが、片耳だけに負担がかからず、聴力の低下を抑えることができ、補聴器自体もいたずらにパワーを上げなくても済みますから。

ただ、今は目立たない超小型、高性能の補聴器も選べるとはいえ、当の本人が両耳に補聴器を着けることを受け入れてもらうにはどう説得するかがなかなか難しいんですけどね。ですが、コミュニケーションが取れないのは周りの者としては本当に困ってしまうので、ここは粘り強く説得を続けて参ります。


スポンサード リンク

 - ヘルス, 難聴