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銀歯は交換した方が良い?銀歯歴50年を振り返って思うこと

      2018/06/23

 
銀歯拡大 歯に関する悩みってホント尽きないものです。

物心つく前の幼少の頃から虫歯の治療をし続けてきた私は、歯が丈夫で綺麗な人が羨ましくて仕方がありません。

でもその一方で、歯の治療と言えば銀歯全盛の時代に育った私の歯はギンギラギンですが、アラフィフの今となっては、それも長い付き合いの親友みたいなもので、結構愛着があったりもしますw

最近は歯科治療も、技術や材料の進歩から、歯と同じ色の白い材料での治療が、以前に比べたら安価に行えるようになってきました。

なので、今後新たに治療するのであれば白い材料が主流になっていくでしょう。

それはそれで、歓迎すべきことではありますが、その反動で銀歯が悪者みたいに言われる最近の風潮には

「ちょっと待った!!」

と私は言いたいんです。

そこでこの記事では、銀歯歴約50年を振り返って、私の思う銀歯の是非についてお伝えさせていただきたいと思います。


この記事からご覧になった方は、前置きがありますので、よろしければこちらもどうぞ。



銀歯がもたらしてくれてた良いこととは

銀歯についての好意的な意見ってあまり見かけませんが、私は銀歯も捨てたもんじゃないと思っています。まぁ、あくまで素人の私個人の考えではありますが^^

では、私が思う銀歯の利点や、銀歯がもたらしてくれた恩恵をご紹介します。

銀歯は丈夫で長持ちする治療を安い費用で行うことができる

上あごの銀歯 拡大 これが一番の利点だと思います。

外国では歯の治療費が非常に高額なので、それで予防に力を入れているそうなのですが、日本では健康保険制度のおかげで、外国に比べたらとても安く治療を行うことが出来ます。

ですが、そのせいで虫歯人口が多いとも言えるので、悪くなったら歯医者に行くのではなく、虫歯予防のために歯科医に行くように意識を変えなければいけないとは思います。

ただ、私の経験から言えるのは、大切なのは信頼できる歯科医を選ぶことです。

私が子供の頃の40~50年前と今とでは技術の進歩に格段の違いがあるので仕方がないのかもしれませんが、私が子供のころに診てもらった歯科医はみんな高圧的でコワイ存在。そのくせ、出来上がってきた銀歯の精度は甘いものでした。

銀歯を作るのは歯科技工士さんなのでしょうが、そのころの銀歯(私の場合は永久歯の奥歯に初めて詰めたのは金の詰め物でした)は精度が甘く、はめ合いを確認するのに指ではめて、指で簡単に外れていました。

そのせいもあると思うのですが、下の奥歯の詰め物など、確か2~3年で取れてしまい、その下はしっかり2次虫歯ができていました。

それが、一番最近行った歯科医院、と言っても10年以上前のことですが、そこで作った銀の詰め物は、はめられた感じも実にしっくりとしていて、はめあい確認で一度歯の穴に詰め物を入れたら、外すのも専用の先のとがった器具でないと外れないくらいピッタリとはまっていました。

中には、出来上がった銀歯をはめてみてしっくりはまっていないと歯科医自身が納得できず、再度型を取って作り直してくれたりしたこともありました。

そのおかげで、私の口の中にある十数本の銀歯は、それから10年以上たった今でも1本も外れていません。

いくら良い材料を使っても、実際に治療する歯科医や歯科技工士の技術や人柄があってこそ、それが活かされるんですよね。

まぁ、そんな歯科医院を探すのがまた難しいのですが、実際に治療した身近な人に聞いてみるなど、生の口コミなどから、信頼できる歯科医院を見つけることが何より大切だと思います。

その上であれば、銀歯は最高のコストパフォーマンスを発揮すると思います。

銀歯が日本人の絆を強くした?!

笑顔で乾杯 私は、日本人の絆の強さに銀歯が一役買っているんじゃないかと個人的にですが思っています。

最近、人と違った個性がもてはやされている風潮があり、それはそれでいいことなのですが、だからと言って、「みんなと一緒」が悪いことだとは私は思いません。

みんなと一緒ということが、結束を強くし、絆を強くするという面もあると思います。

そこに銀歯が一役買っているのではないかと思う訳です^^

ふとしたときに笑顔から零れる銀歯を見かけて、「あぁ、この人も銀歯があるんだ」という思いが、日本人の仲間意識を高め、お互いを思いやる心を育んできたのではないでしょうか。

それと、今どきはそうでもないかもしれませんが、私の年代だと、

「あまり大口を開けて笑うものではない、何事も控えめにすることが美徳だ」

みたいな育てられ方をしてきた方も多いのではないかと思います。

まぁ、これはずっと昔から日本で言われてきていることなので一概には言えませんが、口元を隠す控えめな笑みを美徳とする考えが今まで続いていることも、銀歯の存在と無関係ではないと思っています。

私は別に、控えめな笑顔を推奨する訳ではありませんが、あまりガハガハと大口を開けて笑う方は苦手で、控えめに笑う方に好感を持ちます。


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銀歯のデメリット

今どきはすっかり白い歯が主流になって、銀歯のデメリットを挙げればいくらでも出てきますが、一応まとめておきます。

銀歯は目立つ

金歯 当然白い歯の中に、銀色や金色の歯が混じっていれば目立ちます。ただ、私はそれが必ずしもデメリットだとは思いませんで、それはそれで個性というか、きらりと光るアクセントととらえてもいいのではないかと思っています。

さすがに今どきは前歯に金属歯を入れている方はほとんど見かけなくなりましたが、私の祖母は前歯が金歯、叔母の前歯は銀歯でした。

私は幼少のころ上の前歯が無かった為、田舎の祖母や叔母にとても親近感を覚え、自分もいつかは叔母や祖母のように金歯か銀歯になるのかなぁ、なんて思ったものですw

・・・私のことはさておき、多くの方にとって、目立つということが銀歯の最大のデメリットですよね。

キチンと治療しないと虫歯が再発する

これは銀歯に限ったことではないですが、虫歯を削って空いた穴に補填物を詰めるわけですから、隙間なくピッタリとしていないと食べかすが侵入して虫歯が再発してしまいます。

自前の歯との親和性の観点から、虫歯再発の可能性は、レジンなどのプラスチック充填より銀歯を接着する方が高いというのは否めません。

なので、ここでも「腕の確かな信頼できる歯医者さん選び」が大切になってくるのかな、と思います。

そして、定期的なメンテナンスが大切かと思います。10年以上歯科医院に行っていない私が言ってもあまり説得力ありませんが…

金属アレルギーを発症する可能性がある

私としては、日本人の8割がたの方に銀歯があることや、自分自身も銀歯歴50年ということを考えても、それほどのリスクとはとらえていないのですが、銀歯が金属アレルギーを発症するかもしれないという可能性はあります。

これも花粉症と同じく、今まで何ともなくても、あるとき急に発症することがあるそうです。

なので、体に原因不明の異常が発症したら、金属アレルギーを疑ってみる必要はあるかもしれません。


この銀歯だけは交換した方がイイかも

アマルガム 私の口の中の銀歯は、すべて型をとってその型通りに作った銀歯。金銀パラジウム合金と呼ばれているものです。

一方、今となってはほぼ使われていないですが、虫歯を削ったら、その場で詰めることができるアマルガムという金属ペースト状の歯科材料がありました。

このアマルガムもかつては保険適用で、メリットは安いほかに、削ってその場で詰めることができるので治療期間が短く済むことなどが挙げられるのですが、デメリットとして、経年劣化してくると、金属光沢が失われ、黒っぽくなって見苦しいこと、そして、人体に有害と言われる水銀を含むことが挙げられます。

私は素人ですから、あくまで一般的に言われていることをまとめたに過ぎない情報として捉えていただければと思うのですが、水銀の弊害としては、


  • 脳、肝臓、腎臓などに蓄積される可能性がある
  • 脳に蓄積された水銀が神経細胞を変性させ、認知症に関連している可能性がある
  • 体内に拡散した水銀が頭痛、めまい、不眠、不安感、皮膚の炎症、の原因になる可能性がある
  • 妊娠中の場合、水銀は胎児にまで届いてしまう可能性がある

などが言われています。

ただ、アマルガムが詰められた歯があったら大至急交換した方がいい、といった話でないことは強調しておきます。

実をいうと、私は今回銀歯について調べてみて、アマルガムという歯科材料があったことを初めて知りました。

銀歯歴50年近い私ですらアマルガムを詰められたことはなかったので、過去の遺産だろうと思ったのですが、ふと思い返すと妻の歯に詰められていたのがきっとアマルガムだったのです。

今となっては金属は姿を消した妻の口の中ですが、再治療前の妻の奥歯にはほとんどの歯に詰め物が入れられていました。それらは30年くらい前の1970年代から1980年代くらいに治療を受けたものです。

でも、大臼歯の大きな詰め物数本を除いた小さめの詰め物は、一般的な金銀パラジウム合金の銀歯のようにピカピカ光ってないんです。

まるで虫歯なんじゃないかと思ってしまうほど黒ずんでいました。

アマルガムの存在を知らなかった私は、銀歯も時がたつと光沢が失われ、黒ずんでしまうのか、と思っていたのですが、別物だったんですね。


健康被害の可能性もさることながら、アマルガムは劣化すると見た目が良くないのは確かです。

それと、劣化しやすいということは二次虫歯ができやすいということが言えます。ところが、水銀というのは痛みを抑える作用があるそう。

なので、虫歯が進行していても気が付かないことが多いんだとか。

虫歯が進行して隙間が多くなってくれば詰め物が取れそうなものですが、意外としぶといのも逆に困ったものです。

妻の場合も30年以上前に治療したアマルガムの詰め物がいまだに生き残り、でもその下では痛みも感じることもなく虫歯が進行していたという訳です。中には抜歯しなければならない場合もあるということですが、妻は幸いにもそこまでではありませんでした。

でも、歯周病になり始めているという宣告は受けたそうです。

アマルガムは水銀による健康被害も心配ではありますが、それよりも虫歯や歯周病を誘発することが怖いですね。

あなたのお口の中にだいぶ前に治療したアマルガムがもしあれば、光沢が失われ、黒ずんでいるのですぐわかると思います。それだけは折を見て別の詰め物に交換した方がいいかと思います。


さいごに

「気にはしていない」「もう見慣れた」などと強がりを言ってはみたものの、やはり私の歯に対するコンプレックスは否めません。

人生初の異性に対するアプローチが瞬殺に終わったのも歯の悪さが原因でした。いまだにあのアプローチが成功していたら私の人生も違うものになっていただろうなぁと本気で思いますw

そんなくすぶっていた思いがあふれ出て、随分と長い記事になってしまいましたし、銀歯以外にも歯周病のことや、入れ歯のことなど、口腔内のことで書き足りないことはまだまだたくさんあります。

それらについてもまた追々お伝えさせていただければと存じます。


さて、今回の銀歯の話ですが、事の始まりは、息子の歯科治療勧告から妻が歯の再診を思い立ったことでした。

妻が治療を終えて、金属が姿を消したの口の中はとても魅力的です。

大口を開けないまでも、口の中を気にせず笑えることはストレスフリーで明るく自信にあふれている印象ですね。

なので、銀歯が死ぬほど嫌だ!という方は、納得のいく信頼できる歯科医院を見定めた上で、一度相談に行ったらいいのではないかと思います。

一方、私は銀歯も一つの魅力だと思っていますので、無理に変える必要は全くないと思います。銀歯がある方に対して親近感しか覚えません。

また余談になってしまいますが、息子の幼稚園の担任の若い女性の先生は奥歯がほぼ全部銀歯でしたが、運動会で見かけた明るく元気なまぶしい笑顔がとても印象的で、息子が大学生となった今でも鮮明に覚えています。

ただ、当たり前ですが虫歯を放置しておくことだけは止めた方がいいです。虫歯ばかりは時が経っても進行するだけで治ることはありませんし、虫歯菌が全身にまわり、様々な疾患の原因にもなりかねません。

そして、治療を終えた後も、それはもちろん白い詰め物にしたにせよですが、せめて年1回くらいはお口の健康診断を受けた方がいいと思います。

そういう私こそ、10数年ぶりに歯の点検に行かねばなりませんが…

それと、もしアマルガムが詰めてあるようでしたら、その銀歯だけは折を見て交換した方が良いと思います。

さいごに、たとえあなたの口から銀歯が姿を消そうとも、銀歯に対して、あたたかいまなざしを向けていただければと存じます。


追伸

歯医者に行く口実として、まぁ、「どこも痛くないですけど歯の点検に来ました」でもいいんですが、それだとイマイチ腰が重いんですよねぇ。

そこで自分の歯を改めてよく観察してみると、以前修復した前歯が変色してきているのでその辺を口実にしようかと思っています。


差し歯の黄ばみが気になりますが、これはこれで愛着があります^^ それより、他の歯の変色は恐らく虫歯なんですよねぇ(汗)


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