笑えない銀歯の話!人の振り見て我が振り直して!私の銀歯遍歴暴露します
2018/06/16
私の人生は銀歯・金歯と共にありました。
物心ついて思い出せる限りの記憶の中に、銀歯のない真っ白な歯の自分はほんの一瞬でも存在しません。
小学校に入学して最初の歯科検診ですでに6歳臼歯4本すべて治療宣告を受け、初めて生えた永久歯も顔を出したとたんに虫歯にした私は、銀歯王への道を本格的に歩み始めたのです(汗)
そんな、筋金入りの銀歯大王を自負する、もうすぐ銀歯歴50年という私としましては、最近特に巷で騒がれている銀歯悪者説に一言モノ申したいんです!
ということで、この記事は、私の妻が銀歯の再治療をしてきれいな白い歯を手に入れて、私もそうするよう促されていることをご紹介した前回の記事の流れから、銀歯の是非について私の戯れ言を語らせていただければと思います。
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目次
華麗なる私の銀歯遍歴…
まず、恥を忍んで私の銀歯遍歴から語らせてください。乳歯時代

息子に可愛い乳歯が生えそろってきたと喜んでいたのもつかの間、私の母は、ある日息子の口の中を見てビックリ仰天!
なんと
上の前歯はほとんど溶けてなくなり、他の歯も1本残らずボロボロのひどい虫歯になっていた!
のです。
エナメル質がやられてしまえば乳歯なんてあっという間に虫歯が進行してしまいます。
その時になって初めて母は慌てて、幼い私を連れて歯医者へ駆け込んだのでした。
そんな私は幼稚園に入園する前の3~4才のころにはすでに奥歯は全部銀歯、ひどい虫歯だった上あごの前歯4本は抜き取られ、下あごの前歯はもちろん、犬歯もすべて虫歯で原形を留めていませんでしたが未処置という状態になっていました。
というのも、私は乳歯が虫歯で痛かったという記憶がないんです。それは、まだ2~3才で物心もつかないうちに、生えそろったとたんに治療されたからかもしれませんし、乳歯の虫歯は永久歯の虫歯ほど痛くはないからなのかもしれません。
まぁ、痛がらないから様子見で手を付けなかったんでしょうね。
ただ、治療に際しては当然ものすごく痛いし、あのキーンという音が怖い訳で、人一倍泣き声の大きかった私は歯医者さんを相当困らせたそう。
乳歯の治療で私がうっすらと覚えている記憶といえば、歯医者に行くのが嫌で自宅の柱にしがみついているのを無理やり母に引きはがされ連れていかれたことくらい。
それと、私の記憶にはないのですが、母が言うには、私があまりに泣き叫んで治療を拒むものだから、ついに歯医者の先生がキレて私をビンッとひっぱたいたそう。
それ以来、猫の子のようにおとなしくなったんだとか。
今だったら、それってどうなの? って思ってしまいますが、40数年前はそんなことがまかり通っていたんですね。
その前に、
「そんなひどい虫歯になる前に気付いてよ! それ以前にちゃんと歯磨きしてほしかった!」
と、少なからず親を恨んだ時期もありました。
そもそも歯の質が弱かったのかもしれませんが、乳歯のひどい虫歯はほぼ親の責任でもありますからね。
母が言うには、夜鳴きがひどくなかなか寝付かない私に、チョコレートを与えるとおとなしくなるということで、寝る前に歯磨きをする代わりにチョコレートを食べさせて寝かしつけていたというのですからたまったものではありません。
そんな味噌っ歯が元で、私がいまだにトラウマから抜け出せないある事件をご紹介します。
それは、幼稚園の年少時代、親の参観日で起きました。
先生から出された課題は、
お互い男の子と女の子のペアを探し、みんなペアになったらそのペアでダンスを踊りましょう
というもの。
同じ組に、母親同士が仲良しで、よくウチに遊びに来ていた女の子がいまして、私もその子を嫌いじゃなかったので、30人くらいいた園児たちの中で、先生の合図とともに、私は他の誰より先頭切ってその子にアプローチしたんです。
ところが…
結果は瞬殺で撃沈!
手を差し出す私をしり目に、プイッと速攻でフラれてしまいました。
しょっちゅう一緒に遊んでいたし、絶対の自信を持っていただけに、その時のショック、恥ずかしさは一生忘れることができません(泣)
周りで見ていたお母さんたちの失笑もいまだに聞こえて来るようです。

そのあと何人かの女の子達がアプローチしにきてくれたような気もするのですが、そこから先は記憶にないんです。
気付いたときには、一番最後まで残っていたその組で一番おとなしい女の子を先生が引き合わせてくれていました。
実を言うと、私が真っ先にアプローチした女の子は、当時としては珍しい、「歯並び良好、虫歯1本もなし」という、後に健康優良児にも選ばれた子。
その子にとっては、親の手前、一緒に遊びこそすれ、虫歯だらけでおまけに上の前歯のない男の子なんてゴメンだったんでしょうね。
そのときばかりは、心底自分の銀歯だらけ、虫歯だらけの口の中を恨みましたし、一生消えることのない深い心の傷を負ったのでした。
当時はほとんどの子が虫歯だらけでしたから、私は虫歯でいじめられたことはありませんが、今だったら、どうだったか分かりません。
やはり、せめてそんな思いは子供にさせないよう、虫歯ゼロとは言わないまでも、最低限の歯磨き習慣を子供につけさせるのは親の責任だと思います。
永久歯時代

さすがに歯磨きはするようになっていましたが、面倒くさくて面倒くさくて、いかに早く終わらせるかばかり考えていましたからまともに磨けているはずもありません。
小学校1年生の初めての歯科検診で、早速永久歯の奥歯の治療勧告を受けました。
当時、どんな経緯でその歯医者を選んだのか忘れましたが、そこの先生が、有無を言わさない感じのコワイ方。
そこで言われたのが、何も知らないこちらが頼みもしないのに
「じゃぁ、次回金歯を入れるから1万円持ってきて」
ということで、当時としても高価な金歯を、言われるまま、あれよあれよという間に、奥歯4本に詰められる羽目になりました。
もちろん、歯を削るときは別途お金を取られますから、4本分の金歯代4万円ブラスα掛かってるんですよね。
金歯は銀歯に比べて親和性が良いということですが、本人の了解もとらずに入れたその歯医者は今にして思えば悪徳だったのかなぁ、と思わなくもありません。
そんな金歯も中学に上がるころには下あごの2本は取れてしまい、一回り大きな銀歯になっていました。
小、中学校と、毎年の歯科検診の度に虫歯を指摘され、その都度銀歯の数を順調に増やしていった私ですが、高校に上がってまた一つの転機を迎えます。
というのも、中学のころから、熱いラーメンなどを食べると、せっかく生えた上の前歯に鈍い痛みがジーンと走ることに気付いていたんですが、高一のとき、ふと気になって前歯の裏側を鏡で見てみてたんです。
すると…
なんと
右上2番の前歯の裏側が半分ぐらい黒ずんでいたんです。
そのときまで気づきませんでしたが、よく見るとその前歯は表から見てもうっすらと黒ずんでいました。
ショックでした。
上あごの前歯が全部無かった幼少時代の悪夢が蘇ってきました。
それからというもの、その前歯黒ずみが気になって、笑う時も唇でそこを隠すような不自然な笑い方が癖になってしまいました。
これだけ進行しているということは、中学の歯科検診でも分かったと思うんですが、当時は奥歯の虫歯は指摘されても、意外と前歯の虫歯は見過ごされることが多かったんです。
それに、生えたての永久歯はまだ固まっていないので虫歯になりやすいし、なったらなったで進行も早いんですよね。
小学6年生にして、前歯4本全部黒ずんでいる子とかもいましたから。
そういえば中学の女子で、
「あたし、前歯に虫歯があるんだけど歯科検診で指摘されなかった。良かったぁ~」
なんて言ってる子もいました。
とは言え、いくら後悔したところで、虫歯は治るものではありません。
優しい女医の先生がいることを知ってから行きつけにしている歯科医院に意を決して訪問したんです。
そして下された診断結果は、
「これは差し歯にしないとダメね」
恐れていたことが起きてしまいました。
続いて、
「金属にした方が長持ちするけどどうします?」
って、さすがに多感なティーンエイジの高校生が前歯に銀歯を入れるなんて恥ずかしすぎて生きていけません。
それだけは勘弁してくださいと、必死になってそれはお断りしました。
そして私は高校1年生にして、前歯が差し歯になったのでした。
そのとき、これはもしかしたら20歳になるまでに、昔のように自前の前歯は4本ともなくなっちゃうんじゃないかと恐ろしい予感がしました。
私が真剣に歯磨きに取り組むようになったのはこのときからです。
せめてもの救いはど真ん中1番の歯じゃなかったこと。
そのため、女医先生の教えを忠実に守り、差し歯はアクセサリーと割り切り、いまだに差し歯では極力物を噛みません。
とは言え、入れた当時は他の歯とピッタリの色で他の歯とほとんど変わらず自慢の差し歯でしたが、約30年経った今では外れはしていないものの、色はすっかり黄ばんで一目でそれと分かります。
それからも数年ごとに詰め物が外れる度に銀歯を増やしていきましたが、四捨五入して30代まではなるべく銀歯を増やしたくないというこだわりがあり、35歳になったのを機に、一度歯の総点検を実施しています。
そして、悪いところはすべて治療し、下あごの奥歯はすべて銀歯化され現在に至ります。
件(くだん)の前歯の件ですが、35歳の時までなんとか差し歯1本で持ちこたえてきましたが、診てもらったところ、他の歯間もすべて虫歯になっていました。
ですが、技術の進歩もあり、なんとか差し歯にすることもなく白いプラスチックの材料で修復してもらいました。
ただこれも、永久的なものではありません。
特に前歯ですと変色が目立ち、アラフィフの今となっては、修復したところが黄ばんでまだらになった私の前歯は正直見せられたものではありません。
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歯のメンテに欠かせないおすすめのアイテム

私も、35歳までは、歯磨きと言えば歯ブラシのみでした。
ですが、35歳の時行った歯科医院が私の歯の劣化の砦になってくれたかもしれません。
その歯科医院でアドバイスされたのが、「デンタルフロス(歯間ブラシ)」
幼少時ひどい虫歯ではありましたが、前歯を抜き取った効果かどうか分かりませんが、幸いにも永久歯の歯並びはそう悪くならずに済んだ私ですが、その分、歯間には食べかすが挟まりやすかったんです。
前歯の歯間が全て虫歯になっていたのも食べかすが取り切れていなかったからです。
特に、この歯科医院で私は奥歯にブリッジを入れてもらいましたが、ブリッジ装着者にとって、デンタルフロス(歯間ブラシ)は必需品。
「必ず歯ブラシと歯間ブラシを併用するように」と指導されました。
確かに、歯間ブラシを挿入すると、びっくりするくらいガッツリと食べかすが取れるんですよね。
一度この経験をすると使わずにはいられなくなります。
歯間ブラシを使うと歯の隙間が大きくなるから使いたくないという方もいますが、私はそうは感じません。
その時妻にも、歯間ブラシ使うといいよ、とアドバイスしたのですが、聞き流していました。
でも、妻が今回治療した信頼置ける先生から同じアドバイスされてからというもの、毎日歯間ブラシを使うようになりました。
銀歯だらけの亭主からのアドバイスでは余程信頼感が無かったんでしょうねw
銀歯を隠すアイテム
ここ一番という時銀歯を隠すアイテムがあったら安心です。白髪染めなどはどうしてもある程度手間が掛かりますが、それに比べたら、銀歯を隠すのは手軽にできますので、ご参考までにご紹介させていただきますね。
ステインブロック歯マニキュア
同時に歯の黄ばみの原因であるステインの付着も防いでくれます。1本あると、いざという時安心です。
インスタントスマイル
隠したい銀歯にも、万が一差し歯が抜けてしまったときにも、ワンタッチ装着できれいな歯並びに変身!
歯科技工士監修の本格派です。
ただし、「インスタントスマイル」を装着しての飲食は出来ませんのでそこだけはご注意願います。
今回のまとめ
今回は、銀歯の是非について語るつもりが、つい自分の銀歯遍歴が過ぎてしまいました。歯って、たぶん体の部位で一番失いやすい部位なんじゃないかと思います。完全に抜き取られないまでも削って銀歯を入れられるなど「健康な白い状態を失う」という意味で、そうなってしまった経緯が哀しい思い出として心に刻まれるのではないでしょうか。
この歯はあのとき治療した、この歯は10代で差し歯になった、この歯は…
などなど歯について語り出したら止まらない、という方も結構いらっしゃるのでは。
私も全くその通りで、歯について語りだしたらそれこそ止まりません。
ですが、虫歯になってしまったことは仕方ありません。それを放置してしまうのがいちばん良くないことです。
キチンと治療した行動力は自信をもっていいんじゃないでしょうか。
という訳で申し訳ございませんが、今回も前置きが長くなってしまいましたので、銀歯の是非については、次回改めて語らせてください(_ _)
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