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子供の発達障害が気になったら受けるべき知能検査の種類と特徴とは?

      2017/08/21

 
スマホをいじる子供 最近やけに発達障害という言葉を耳にするようになった気がしませんか? 以前はそれほどでもなかったような気もするんですけど…

世の中の意識が変わってきたということなんでしょうかね。

私もあまり人とのコミュニケーションを取るのが得意な方ではないので言えた義理ではないかもしれませんが、それぞれ程度の差こそあれ、人と変わったところってある気がします。発達障がいと呼ばれる症状というのは、その延長線上にある症状に過ぎないのではないかと^^

ただ、その度が過ぎてしまうと社会生活に支障を来してしまうわけですが…

その程度を数値化して客観視できるツールとして、「知能検査」があります。これには幾つかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。

また、「発達障害」にも分類がなされていて、中には学習能力が高い場合もあり、一概に勉強ができる出来ないで発達障害と決めることもできません。

ちなみになぜ私が発達障がいに興味を持ったのかと言いますと、以前「自分自身が発達障がいなんじゃないか」と本気で心配になったことがあるからです(汗)

一応その記事では、私自身は多分発達障がいではなく健常の範囲内だろう、という結論になりましたけど^^

そもそも発達障がいの原因として現在主流になっている考え方は「何らかの遺伝的要因が関わっているが、その他の様々な環境要因が相互に影響しあって発症する」ということです。

つまり親が発達障がいだとしても、必ずしもその子供に遺伝するとは限りませんし、逆に親が発達障がいでなくとも子供がその特徴を示す場合もあるということで、世の多くの親御さんにとっても、子供の発達というのは常に心配の種かと思われます。

今回、新聞で、ふと発達障害関連の記事を読んでいて、発達障害の程度を知る知能検査の種類と特徴に興味を持ち、詳しく調べてみました。もしお子さんの発達が気になるようであれば参考にしてみてください。

▼以前、私自身が発達障害なんじゃないかと気になって書いた記事はこちら(汗)▼


各種発達障がいの分類や特徴についてもまとめていますので、まずそれらをご確認されたい場合はこちらからどうぞ。

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知能検査の種類

知能検査とは、精神年齢や知能指数(IQ)、知能偏差値などを測定することによって、知能程度を判定する検査です。具体的には、ものごとの理解や知識、課題を解決する力などの認知能力を測定します。

その目的は、その子の得意分野、不得意分野を分析することによって、発達支援を行う必要があるか、学習指導の方向性はどうするかなどの認知発達の程度を評価することです。

知能検査の種類としては、

  • 田中ビネー知能検査
  • ウェクスラー式知能検査
  • K-ABC心理・教育アセスメントバッテリー
などが最近の主流となっています。

どの検査を行うかは、その施設の医師や心理士などにその検査を行う能力があるかどうかによって、その施設で実施可能な方式とならざるを得ないでしょう。

ですが、もしあなたが「この検査方式がいい」という希望があれば、担当者に伝えたいことは遠慮せずに全て伝えるべきです。このような検査ごとは、お互い納得のいく形で進めることが何より大切でからね^^

ではそれぞれ詳しくご紹介して参ります。

田中ビネー知能検査

田中ビネー出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/

田中ビネー知能検査とは、心理学者の田中寛一氏によって開発された日本のビネー式知能検査の一種です。ビネー式の源流はフランスのアルフレッド・ビネーによって開発された発達遅滞児の診断法でありまして、一部、田中ビネガー知能検査などとも誤って呼ばれていますが正しくは「田中ビネー知能検査」です。

私も実は最初にこの検査名を聞いた時「田中ビネガー知能検査」だと思い込んでいて、なにか酸っぱい味覚を活用した検査かと思っていたのですが全然違っていました(爆)

まぁ、それはさておきまして、、田中ビネー知能検査の特徴は次のようになります。


田中ビネー知能検査の特徴田中ビネー知能検査の特徴は、多角的な総合検査ということです。検査対象が2歳から成人と幅広く、通常の発達レベルとの比較が容易だということ、また、実施手順が簡便で、被験者の精神的、身体的負担が少ないということも特徴として挙げられます。



田中ビネー知能検査は改定を重ね、現在V(ファイブ)が最新版となっています。

  • 対象年齢:
  • 2歳から成人

  • 実施時間:
  • 60~90分

田中ビネー知能検査は「思考」「言語」「記憶」「数量」「知覚」などの問題で構成されておりまして、子供に関して言えば、1歳級から13歳級までの問題が難易度別になっています。

基本的には、精神年齢を用いた比例IQを算出するものですが、近年は、平均を100とした偏差IQを算出することも出来ます。


ウェクスラー式知能検査

勉強する子供
ウェクスラー式知能検査は、アメリカの心理学者デビッド・ウェクスラーによって開発された知能検査で、年齢に応じて検査内容が異なる3種類に分けられます。

一つは、3歳から7歳3か月までの幼児向けのWPPSI(ウィプシー)、もう一つは、6歳から16歳までの児童向けWISC(ウィスク)、そして16歳以上の成人向けWAIS(ウェイス)になり、児童向け、成人向けの知能検査では、現在日本で最もよく使われるものの一つです。

ウェクスラー式知能検査の内でもお子さんに関連のある「WISC」の特徴は次のようになります。


WISCの特徴WISCの特徴は、全検査IQと、5つの指標得点を合わせた合成得点から、子供の知的発達を多面的に捉えるとこができることです。

5つの指標とは、

  • 言語理解指標
  • 視覚空間認識指標
  • 流動性推理指標
  • ワーキングメモリ指標
  • 処理速度指標
になり、この検査に読み書きは伴いません。



WISCも改訂を重ね、現在はWISC-V(ファイブ)が最新版ですが、日本語版ではまだ翻訳されておらず第4版が最新です。

  • 対象年齢:
  • 6歳から16歳

  • 実施時間:
  • 60~90分

ウェクスラー式知能検査では、個人の得意、不得意が明確にできるので、支援の必要な部分の見落としをなくすことができます。と同時に、支援計画の立案にも役立てることが出来ます。

また、被験者自身が自分の特性を知ることで、自分が活躍できる分野を選ぶ参考としても役立ちます。


K-ABC心理・教育アセスメントバッテリー

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K-ABCとは「Kaufman Assessment Battery for Children」の略で、アメリカのカウフマン博士夫妻によって開発された知能検査です。

K-ABC心理・教育アセスメントバッテリーは、子供の得意な認知処理の方法を見極め、それを今後の教育支援に役立てることを目的とした検査で、略して「K-ABC」とも呼ばれます。

K-ABC心理・教育アセスメントバッテリーの特徴としましては、


K-ABC心理・教育アセスメントバッテリーの特徴お子さんの知的能力を、認知処理能力過程と、知識・技能の習得度の両面から分析でき、認知心理学や神経心理学の理論と研究のもとに、お子さんの知的活動の水準を測定することができます。



2013年に第2版となる「日本版K-ABC-Ⅱ」が刊行され、これが現在最新版となります。

  • 対象年齢:
  • 2歳6か月から18歳11ヶ月

  • 実施時間:
  • 30~60分

日本版K-ABC-Ⅱは、K-ABCの良さを継承しつつ、日本独自に発展させたもので、K-ABCでは12歳までだった対象年齢が18歳11ヶ月にまで拡大され、認知処理も、継次処理と、同時処理だけでなく、学習能力、計画能力の4つの能力から測定しているなどの変更が加えられています。


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知能検査を受けるには

子育て支援センター
お子さんの知能検査の受診を検討する場合は、まず、下記のような地域の相談機関へ行ってみてください。

  • 発達障害支援センター
  • 児童相談所
  • 保健センター
  • 子育て支援センター
予約から受診するまで時間が掛かる場合がありますので、早めにご相談することをおすすめします。

費用につきましては、教育センターで行える場合は無料、公的病院で検査を受ける場合は保険内診療、民間病院の場合は自費での診療となり、民間病院の場合、報告書作成まで含め、1~3万円が目安です。


知能を伸ばすには創造力を豊かにすることも効果があります!



知能検査の判定結果と療育手帳の申請について

知能検査の判定にはIQ(知能指数)を指標とすることが多くありまして、その分類は以下のようになります。

130以上:極めて優秀
120~129:優秀
110~119:平均の上
90-109:平均
80-89:平均の下
70-79:ボーダーライン
70未満:知的障害

この判定結果の数値によって、「療育手帳」の申請が可能となる場合がありますが、その基準は各自治体によってまちまちなようです。

多くの自治体はIQ70~79以下を療育手帳の交付基準にしていますが、統一基準としてはない為、各自治体に確認する必要があります。

  • IQだけにこだわらず、総合的に見て社会生活に困難を伴うならば交付できる
  • どこに住んでも公平な支援が受けられる
などの統一基準の制定が望まれますね。

自治体ごとに事情はあるのかもしれませんが、ここはぜひ何とかしてほしいと思います。


療育手帳とは療育手帳出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/

療育手帳は、公的な知的障がい者向けの福祉サービスを受ける際の「証明書」としても扱われるもので、税の減免、各種料金の割引など経済的な負担を軽減できるメリットや、さまざまな相談事を受けやすくなるメリットもあります。そして、将来、障がい者雇用で就職する場合に必ず必要になってくるものです。




さいごに

知能検査の目的の一つは、お子さんの得意なところ、不得意なところを把握して、不得意なところを手助けしてあげることです。

数値としての結果が高い、低いは検査を受けたときのお子さんのコンディションによっても変わってくるでしょうし、人間が行うことですから、専門家と言えども検査担当者によっても変わってくるでしょう。そもそもお子さんがやる気になっていない時であれば結果は低くなるでしょうし。

また、田中ビネーは言葉を介したやり取りが多く、WISCは指示した作業を行わせる内容が多いとするならば、コミュニケーションを取るのが苦手な子であればWISCの方が高い数値が出る可能性が高いでしょうし、人との言葉での関わりが大好きな子であれば田中ビネーの数値の方が高くなるでしょう。

ただ、得意、不得意な分野の傾向というのは、お子さんのコンディションや知能検査の種類が違っても、そう変わらないはずです。

ですので、ボーダーラインより上の数値であれば、あまり数値の高い低いを気にすることはないでしょう。それより、お子さんの苦手な部分を理解して、手助けしてあげること、伸ばしてあげることが大切です。

問題は結果がボーダーライン以下となった場合ですよね。

知能検査の結果に疑問が残るのであれば、検査を受けた機関と十分協議の上、必要に応じて再度検査を受ける必要があるかもしれません。

ただその場合、1年程度の間隔を空けて行うことが望ましいですし、そもそも、次の予約を入れるのにそのくらい掛かってしまうかもしれません。

お子さんにとって、もし支援が必要なのであれば、それは一般的には早ければ早いほど望ましいのは事実です。

お子さんの発達に問題があることを受け入れるのは、本当に苦しくつらいことではありますが、お子さんの将来のことを最優先に考えて行動する必要があります。

結論としては、その機関によってできる知能検査の種類が限られてしまうのはしまうのは仕方のないことですので、どの種類の知能検査を行うかよりも、検査結果からお子さんの得意・不得意分野を見極め、それぞれ伸ばしてあげる支援に役立てることが大切かと思われます。


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