愛情ホルモン オキシトシンとは?5つの神秘的効果が見逃せない!
2018/08/22
オキシトシンという物質の注目度が最近高まっています。
別名”愛情ホルモン”ともいわれるオキシトシンに秘められた効果が見逃せません!
耳慣れない言葉ですから、私は初めてその名を目にしたときからつい最近まで、「オキシントン」だと思っていましたが、正しくは「オキシトシン」です。お間違えなく^^
この記事では、オキシトシンとは? そしてオキシトシンに秘められた効果とはどんなものなのか? について詳しく調べてみました。
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目次
オキシトシンとは?
オキシトシンは、脳内下垂体後葉から分泌されるホルモンで、別名、お母さんのホルモン、愛情ホルモンなどと呼ばれています。血液中に放出されたオキシトシンは、心理的にも、肉体的にも人間に多大な影響を与えています。
なぜお母さんのホルモンと呼ばれるかといえば、オキシトシンがお母さんの血液中に放出されると、母乳が出やすくなるからです。
また、出産時に陣痛を促す働きもします。
なので、これまでは、出産を促したり、赤ん坊がおっぱいを吸うことで分泌されて母乳を出やすくしたりする、母親特有のホルモンだと考えられていました。
しかし、研究が進んだ現在では、その濃度は低いながらも、男性でも、未婚女性でもオキシトシンを分泌しているということが分かってきました。
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オキシトシンの見逃せない5大効果
前述の通り、オキシトシンには、陣痛を促す効果、母乳を出しやすくする効果が知られていますが、研究が進んだ結果、その他にも注目すべき見逃せない効果があることが分かりました。その見逃せない神秘の5大効果とは?
1.ストレス解消効果
まずはじめに挙げられるのが、ストレスを消してくれるということ。ネズミを意図的にストレス・緊張状態にした上で、オキシトシンを注射したところ、そのストレスレベルが見る見る下がったという実験結果が有ります。
ストレスとは無縁ではいられない現代社会には、必須のホルモンなのです。
2.心臓を強くする効果
心臓にもオキシントンを受け入れる受容体があり、これにより、心筋細胞の再生が促されます。壊死を起こした心臓にオキシントンを投与したところ心筋細胞が脈動を始めたという事例もあります。
特に40代からは心機能の弱まりが気になる年代です。オキシトシンの分泌を盛んにして、心臓を元気にしましょう。
3.自閉症の症状を改善する効果
自閉症の症状として、対人コミュニケーションの困難さが挙げられます。ある自閉症の男性にオキシトシンを試験的に投与したところ、コミュニケーションをつかさどる脳の前頭前野が活性化し、自閉症の症状の改善がみられました。
自閉症の方のコニュニケーション能力の向上には粘り強い訓練が必要ですが、それでも思うように効果が出ないこともあります。
そんなとき、オキシトシンというホルモン物質の投与で症状が改善するのであれば、これは画期的という他ありません。
つまりは社交的になれるということ。
であれば、自閉症ではなくても内向的な人のコミュニケーション能力向上にも応用できそうです。
自閉症は持って生まれたもので病ではありませんから薬物による症状改善には抵抗を感じますが、ホルモン物質の投与であれば抵抗なく受け入れられるのでは。
これは私も大いに注目している効果です。
4.相手への信頼感が増える効果
見知らぬ者同士を集めてオキシトシンを投与したグループと、投与しないグループに分けゲームをする実験を行ったところ、投与したグループの方が相手を信頼しやすくなるという結果が出ました。現代社会は人を信じられない傾向が強まっていますが、原点に立ち返って、人を信じられる社会にするのに、オキシトシンが注目される日も近い気がします。
5.発情を促す効果
そして、オキシトシンの別名、愛情ホルモンの名の通り、発情を促す効果があります。これこそもっともオキシトシンの効果でその比重が大きいものとなります。
いつまでもパートナーとの良好な関係を保つために、オキシトシンの分泌を途切れること無く保ちたいものです。
さいごに
今回は、オキシトシンの神秘の5大効果についてお伝えしました。ストレス解消効果、心臓強化効果、コミュニケーション能力向上効果、相手への信頼感増加効果、発情を促す効果、
と、どれも、人が心穏やかに暮らしていくのに必要不可欠な要素ばかりです。
さらに、オキシトシン本来の効果として、陣痛促進効果、母乳が出やすくなる効果もありました。
今後の研究によって、また新たな発見があるかもしれない「オキシトシン」からまだまだ目が離せません。
次回は、より多くのオキシトシンを分泌させる方法について調べてみようと思います。
>>愛情ホルモン オキシトシンの分泌を増やして愛情溢れる人生を送る方法!
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