「山の日」到来間近!登山初心者が心得ておきたい夏山での3つの注意点
2018/09/24
一番新しく加わった国民の祝日と言えば「山の日」です。
昨今の登山ブームも後押しし、あなたも山の日が近づいてくると
「せっかくなので、夏山にでも登ってみるか!」
と思ったりしませんか?
蒸し暑い都会の喧騒を離れ、清々しい山の空気を吸うのは、命の洗濯をするようでとても気持ちのいいものですよね。
私も、山大好き人間なので、久々に地元・神奈川県の近場の山に登ってみたいなぁ、なんて考えてます。
ですが、以前山に登ったのは何年前だろう??
というくらいブランクがあり、今となっては初心者も同然(泣)
ベストシーズンの夏山と言えど、決して山を舐めて掛かってはいけません。
そこで、山の日を前に、おさらいの意味も含めて登山初心者が注意すべき重要ポイントを3つにまとめてみました。
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最初は無理のない日帰りハイキングから
「最初は」というと、いかにもこれから継続して山登りを趣味にしていこう!というやる気満々な感じですw中には一度登ったら山の魅力に目覚めてしまって、本当にそうなってしまう方も少なからずいらっしゃるでしょう!
私ももっと時間と懐に余裕があれば、それこそ「日本百名山」を制覇したいなぁ、なんて壮大な夢を心に秘めていたりしますw
ただ、この本は初版が昭和53年なので、ちょっと今現在の山のガイドブックにはならないかもしれません。
ですが、百名山の歴史に思いを馳せて読むと、次第に自分でも登ってみたくなるものです。
さて、今年初の山の日は8月11日ということで、お盆休みとうまく組み合わせれば、結構な連休が取れ、泊まりがけでの山行も計画できます。
しかし、久々に、それこそ何年ぶりかで山に登るのであれば、最初は敢えて、日帰りハイキングにした方がいいかもしれません。
何年か前と今とでは、明らかに体力が落ちています。
「以前は何度も山に登っていた」という自負はあっても、いざ、天候の急変などのアクシデントに見舞われたら、即座に対応できるか分かりません。
また、いきなり重装備を準備して出掛けるのは、気負いして敷居が高く感じてしまうかもしれません。
まずは、気楽に出かけられることが肝心です。
私は通勤で、最寄り駅まで片道30分(往復60分)歩いているので、実は歩きには自信があります。
ですが、歩きに自信がある人こそ、山でも同じつもりで登り、無理して体調を崩す危険性をはらんでいます。
このようなことから、まず久々の山登りを目指すなら、感覚を取り戻す意味で、軽い気持ちで、荷物も軽く出かけられる日帰りハイキングからが良いでしょう。
そして、小さな成功体験を積み重ねて、徐々にステップアップして高い山に挑戦していきましょう。
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山はゆっくり、のんびり登りましょう!
ゆっくり、のんびり登る意味は、まず、体力を温存するため。ハイペースで歩くのは想像以上に体力を消耗します。
つい、平地と同じペースで歩いてしまいがちかもしれませんが、仲間や家族とおしゃべりしながらゆっくり歩くくらいがちょうど良いのです。
もう一つ、ゆっくり登った方がいい理由は、山の気圧差の関係。
これは、夏山登山の盲点かもしれませんが、平地が暑いから山でも大丈夫だろう、というのは大間違い!
山を100m登ると、約10hPa気圧が下がります。つまり、高くなるつれ、酸素濃度は薄くなり、気温も下がってきます。
そこで、ゆっくり歩くことで、体を山の環境に慣らせるという意味があるのです。
ゆっくり歩くことで、発汗も抑えられ、体温の低下を防ぐこともできます。
もしもに備えて最低限の装備と心構えを
いいイメージで、初めて、もしくは久々の山登りを終えるためには、荷物もできるだけ軽装が好ましいですが、山では想定外のケースに出くわすこともしばしばあります。その最たるものが、天候の急変。
ついさっきまで晴れていたのに、急にかき曇って大雨に!
なんてことも普通に考えられます。
これも、季節的に、夏の時期がその頻度は高くなります。
ですので、雨具は必要ないと思っても、荷物リストに入れておくべきです。
(私もかつて、何度か経験済です)
ただ、雨は雨で、装備さえ準備しておけば、考えようによっては、いい思い出にはなりますけどねw
私も、もう何十年も前の山登りで出会ったゲリラ豪雨の記憶を今だに鮮明に覚えています。
それと、諸事情で、計画どおり登れなかったとしても、暗くなってくる前に途中で引き返すことも初めから想定しておくべきです。
暗くなってきてからの山は本当に危険ですから。
気持ちは焦り、足元はよく見えないですし、もしかしたら獣に出くわしてしまうかもしれません。
まとめ
初めての登山や、何年か振りという久々の登山であれば、気をつけたいポイントとしては、・無理のない日帰りハイキングから始めましょう
・山はゆっくり、のんびり歩きましょう
・もしもに備えた装備と心構えを準備しましょう
この3点を守っていただければ、
まず、山登りの取っ掛かりとしては大丈夫でしょう。
「山の日」をきっかけに、再び登山への情熱が再燃する方も大勢いるかもしれませんが、私も含め、中高年世代は特に、安全に楽しく山登りにチャレンジしましょう。
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